この問題は、ターンアラウンドタイム、ホストコンピュータでの処理時間、および伝送時間との関係を理解していれば解くことができます。
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問10 図のようなネットワーク構成のシステムにおいて、同じメッセージ長のデータをホストコンピュータとの間で送受信した場合のターンアラウンドタイムは、端末 A では100ミリ秒,端末Bでは820ミリ秒であった。上り、下りのメッセージ長は同じ長さで、ホストコンピュータでの処理時間は端末 A, 端末 Bのどちらから利用しても同じとするとき、端末 Aからホストコンピュータへの片道の伝送時間は何ミリ秒か。ここで、ターンアラウンドタイムは、端末がデータを回線に送信し始めてから応答データを受信し終わるまでの時間とし、伝送時間は回線速度だけに依存するものとする。
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
この問題は、ターンアラウンドタイム、ホストコンピュータでの処理時間、および伝送時間との関係を理解していれば解くことができます。
ターンアラウンドタイムは、端末がデータを送信し始めてから応答データを受信し終わるまでの時間であり、これは「端末からホストへの片道伝送時間」+「ホストでの処理時間」+「ホストから端末への片道伝送時間」の合計と定義されます。問題文より、上り下りのメッセージ長は同じであり、ホストコンピュータでの処理時間も端末A、Bで共通です。したがって、端末Aと端末Bでターンアラウンドタイムに差が生じるのは、伝送時間の差に起因します。
端末AのターンアラウンドタイムをT_A、端末BのターンアラウンドタイムをT_B、ホストでの処理時間をT_H、端末Aからホストへの片道伝送時間をTx_A、端末Bからホストへの片道伝送時間をTx_Bとすると、以下の関係が成り立ちます。
T_A = Tx_A + T_H + Tx_A = 2 * Tx_A + T_H
T_B = Tx_B + T_H + Tx_B = 2 * Tx_B + T_H
ここで、 Tx_A は端末Aの片道伝送時間、 Tx_B は端末Bの片道伝送時間です。
T_A = 100 ms、 T_B = 820 ms なので、
100 = 2 * Tx_A + T_H
820 = 2 * Tx_B + T_H
この2つの式から T_H を消去すると、
820 - 100 = (2 * Tx_B + T_H) - (2 * Tx_A + T_H)
720 = 2 * Tx_B - 2 * Tx_A
360 = Tx_B - Tx_A
また、問題文の図から、端末Bの伝送時間は端末Aの伝送時間よりもかなり長いことが示唆されます。選択肢から Tx_A を仮定して T_H を求め、 T_B = 2 * Tx_B + T_H を満たす Tx_B が現実的な値になるかを検証します。
仮に Tx_A = 40 ms(選択肢エ)とすると、100 = 2 * 40 + T_H より T_H = 100 - 80 = 20 ms となります。
この T_H = 20 ms を用いて、 820 = 2 * Tx_B + 20 より 2 * Tx_B = 800、 Tx_B = 400 ms となります。Tx_A = 40 ms, Tx_B = 400 ms は、伝送時間として現実的な差であり、問題の状況に合致します。
アの10ミリ秒を端末Aの片道伝送時間と仮定すると、100 = 2 * 10 + T_H となり、T_H = 80 ミリ秒となります。この場合、820 = 2 * Tx_B + 80 より 2 * Tx_B = 740、Tx_B = 370 ミリ秒となり、端末Bの伝送時間が端末Aよりも大幅に長いという状況は説明できますが、Tx_A=10, Tx_B=370 の差が720/2=360という関係を満たしていません。
イの20ミリ秒を端末Aの片道伝送時間と仮定すると、100 = 2 * 20 + T_H となり、T_H = 60 ミリ秒となります。この場合、820 = 2 * Tx_B + 60 より 2 * Tx_B = 760、Tx_B = 380 ミリ秒となります。これもTx_B - Tx_A = 380 - 20 = 360 となり、差は合いますが、Tx_A=20, Tx_B=380 の関係は、Tx_A=40, Tx_B=400 の関係に比べ、伝送速度の差がより大きいことを示唆しており、一般的にネットワーク構成図で示されるような、より遅い回線に対応する端末Bの伝送時間が、端末Aの伝送時間より極端に長いことを示唆します。
ウの30ミリ秒を端末Aの片道伝送時間と仮定すると、100 = 2 * 30 + T_H となり、T_H = 40 ミリ秒となります。この場合、820 = 2 * Tx_B + 40 より 2 * Tx_B = 780、Tx_B = 390 ミリ秒となります。これもTx_B - Tx_A = 390 - 30 = 360 となり、差は合いますが、Tx_A=30, Tx_B=390 という組み合わせも、 Tx_A=40, Tx_B=400 という組み合わせほど、伝送速度の差を明確に示唆しません。
解説は Google Gemini に IPA 公式の問題文・公式解答を入力して生成しています。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ず IPA 公式資料でご確認ください。
最終更新:
検証プロセス・誤り報告フローは 運営透明性レポートで公開しています。
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