CAP定理は、分散システムが「一貫性(Consistency)」、「可用性(Availability)」、「分断耐性(Partition Tolerance)」の3つの特性を同時に満たすことはできないという定理です。ネットワークが分断し、データ更新の通知ができなくなった状況では、分断耐性(P)は必然的に満たされます。この状況下で、システムは一貫性(C)と可用性(A)のどちらを優先するかを選択する必要があります。
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図のデータベース 1,2は互いのデータの複製をもつ冗長構成である。クライアントからの更新・参照要求を受けたデータベースサーバ(以下,サーバという)は直下のデータベースを更新・参照し、他方のサーバにデータ更新を通知する。通知を受けたサーバは直下のデータベースに更新を反映する。サーバ 1,2間のネットワークが分断し、データ更新を通知できなくなったとき、CAP 定理で重視する特性(C, A, P) に対するサーバの挙動のうち、適切な組合せはどれか。
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
CAP定理は、分散システムが「一貫性(Consistency)」、「可用性(Availability)」、「分断耐性(Partition Tolerance)」の3つの特性を同時に満たすことはできないという定理です。ネットワークが分断し、データ更新の通知ができなくなった状況では、分断耐性(P)は必然的に満たされます。この状況下で、システムは一貫性(C)と可用性(A)のどちらを優先するかを選択する必要があります。
CAP定理の特性C(一貫性)とP(分断耐性)を重視する場合、データの一貫性を保つために、更新が成功したことを確認できないサーバはサービスを停止させ、一貫性を保てるサーバのみが動作を続けます。一方、CAP定理の特性A(可用性)とP(分断耐性)を重視する場合、システム全体としてサービスを提供し続けることを優先するため、両方のサーバが動作を続けます。ただし、この場合、データの一貫性は失われる可能性があります。したがって、イが正しい組合せとなります。
アは、CAP定理の特性AとPを重視する場合に両方のサーバが停止すると述べていますが、可用性を重視するなら停止は避けるべきであり、不適切です。ウは、CAP定理の特性CとPを重視する場合に両方のサーバが動作し続けるとしていますが、一貫性を最優先するならば、分断発生時には片方のサーバは停止せざるを得ません。エは、CAP定理の特性AとPを重視する場合に両方のサーバが停止すると述べていますが、可用性を重視するシステムでネットワーク分断時に両方のサーバが停止するのは、可用性を損なうため不適切です。
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最終更新:
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