⚠️ 練習用オリジナル問題です。本ページに掲載している午後問題は、IPA過去問の形式を模して作成した練習用オリジナル問題であり、実際の試験で出題された問題ではありません。
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問1システム監査
クラウドサービスの利用に関する監査について
近年、組織はSaaS/IaaS/PaaSなど多様なクラウドサービスを業務に活用しており、自組織の境界を越えた情報資産の取扱いが常態化している。クラウドサービスの利用は俊敏性・柔軟性・コスト最適化に資する一方で、責任分界の不明確化、設定ミスによる情報漏えい、サブプロセッサ連鎖の不可視化、サービス停止リスクなど、新たな統制課題を生じさせる。
システム監査人は、クラウドサービスの利用が組織の事業目標・リスク許容度・コンプライアンス要請と整合しているかを評価し、統制の有効性に関する保証又は助言を提供することが求められる。
そのためには、クラウド利用の実態(利用部門・サービス・データ種別)を網羅的に把握したうえで、リスクアセスメントを通じて重点監査項目を特定し、関連する内部統制と外部統制(クラウド事業者の認証報告書等)を組み合わせて評価する必要がある。また、監査結果の指摘・改善提言は、利用部門・情報システム部門・経営層それぞれが自分事として受け止められる形で伝達することが重要である。
あなたの経験と考えに基づいて、設問ア〜ウに従って論述せよ。
あなたが携わったシステム監査の対象組織の概要と、対象としたクラウドサービスの利用状況及び監査の背景について、800字以内で述べよ。
構成のポイント(ヒント)
- 冒頭2〜3行で業界・規模・対象範囲・自身の立場を提示し、読者が文脈を即座に把握できる構成にする
- クラウド利用状況はサービス種別ごとに整理し、利用部門・件数・データ種別など複数軸で描写する
- 監査の背景は3点程度に絞り、それぞれに具体的な事実(インシデント/規制/経営方針)を添える
- 設問イへの橋渡しとして、最終段落で「これら背景に基づき重点監査項目を特定する必要があった」と着地させる
- 「私は〜の立場で」と主語を明示し、当事者性を担保する
設問アで述べた監査の背景を踏まえて、あなたがリスクアセスメントの結果として特定した重点監査項目と、それに対応して立案・実施した監査手続の内容について、800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
構成のポイント(ヒント)
- リスクアセスメントの工程を冒頭で要約し、重点監査項目の特定に至る過程を見える化する
- 重点監査項目は3項目程度に絞り、それぞれの選定理由(=設問アの背景との対応)を明示する
- 各監査手続は「対象データ/手法/件数/発見事項」の4要素で具体化する
- 監査手続選択の判断軸(網羅性・説得力など)を独立節として論述する
- 数値(ログ件数/対象サービス数/工数)を最低3箇所に織り込む
設問イで述べた監査手続の結果として識別した監査上の指摘事項と、その指摘に対する改善提言の内容、及び監査結果の伝達方法について工夫した点を、600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
構成のポイント(ヒント)
- 指摘事項は重要度順に整理し、それぞれに「事実」「リスク」「改善提言」の3要素を含める
- 改善提言は実行主体・期限・効果指標まで踏み込み、机上提案で終わらせない
- 伝達方法は『誰に』『何を』『どう伝えたか』を明示し、複数読み手への最適化を見せる
- 評価点と改善点を明確に分け、改善点には今後への具体的アクションを添える
- 数値(件数/検出率/削減率)を散りばめて当事者性を担保する