基本情報の科目A免除制度とは?
「基本情報技術者試験の科目A、勉強する範囲が広すぎる」——そう感じている人に知ってほしいのが 科目A試験免除制度(旧・午前免除制度) です。IPA が認定した講座を受講して修了試験に合格すると、一定期間 科目A の受験そのものが免除 され、本番では 科目B だけ を受ければよくなります。本記事は、この制度の条件・有効期間・申込手順と、免除を活かして科目Bに集中する戦略を整理します。
本記事は 過去問AI が独自にまとめた学習ガイドです。免除制度の条件・対象講座・手続きは変わることがあります。申請の最新情報は必ず IPA 公式ページ と受講する講座の案内で確認してください。
科目A免除制度とは:認定講座の修了で科目Aが免除される
科目A試験免除制度は、IPA の認定を受けた講座(スクール・専門学校・通信講座など)を受講し、その講座の修了試験(修了認定に係る試験)に合格する ことで、基本情報技術者試験の 科目A 試験が免除 される制度です。2023年の試験再編で「午前免除制度」から「科目A試験免除制度」へ名称が変わりましたが、仕組みの考え方は同じです。
ポイントは、免除されるのは 科目A だけ だということです。科目B(アルゴリズムとプログラミング・情報セキュリティ)は免除されないため、本番では 科目B のみを受験 して合格を狙う形になります。
免除の有効期間は「開始日から1年間」
修了試験に合格して得られる免除資格には期限があります。IPA・試験運用の案内では、免除有効期間の開始日から1年間、科目A 試験が免除される とされています。この1年の間に基本情報技術者試験を申し込めば、科目A が免除された状態(=科目Bのみ)で受験できます。
基本情報は CBT 方式で 通年いつでも受験できる ため、免除期間の1年のうちに、自分の仕上がりに合わせて受験日を選べます。期限を過ぎると免除資格は失効するので、修了したら期間内に受験まで済ませる のが鉄則です。
申込時に「修了認定者管理番号」が必要
免除は自動では適用されません。基本情報技術者試験を申し込む際に、受講した講座から発行される「修了認定者管理番号」を入力して免除を申請 する必要があります。この番号の入力を忘れると、免除資格を持っていても通常どおり科目Aを受験することになってしまうため、申込画面での申請を必ず確認してください。
おおまかな流れは次のとおりです。
- IPA 認定の対象講座を受講する
- 講座の修了試験(修了認定に係る試験)に合格する
- 講座から 修了認定者管理番号 を受け取る
- 免除有効期間(開始日から1年)内に、基本情報技術者試験を申し込む
- 申込時に管理番号を入力して科目A免除を申請する
- 本番では 科目B のみ を受験する
高度試験の「午前I免除」とは別の制度
紛らわしいのですが、これは 応用情報 や高度試験で使う 午前I免除 とは別の制度です。午前I免除は、応用情報や高度試験・支援士の合格などを条件に高度試験の午前Iが免除されるもので、認定講座の受講は関係ありません(高度試験 午前I免除の3つの条件と申請方法)。一方の科目A免除は 基本情報技術者試験だけ の制度で、IPA認定講座の修了が条件です。混同しないようにしましょう。
免除を活かす戦略:学習リソースを科目Bに全集中する
科目A免除の本当の価値は、「広範囲な四択(科目A)の負担が消え、学習時間をまるごと科目Bに振り向けられる」ことにあります。科目B はアルゴリズムとプログラミング(擬似言語)が中心で、知識暗記とは別の トレース力 が問われるため、対策に最も時間がかかる関門です。免除でここに集中投資できるのは大きなアドバンテージです。
ただし注意点もあります。
- 免除されるのは科目Aだけで、合否は科目Bだけで決まる ようになる(科目Bで600点以上が必須)
- 科目B は20問しかなく 1問の比重が大きい ので、苦手分野を残せない
- 認定講座の受講には費用や受講期間がかかる(講座によって異なる)
つまり、免除を取った人ほど 科目B対策の質がそのまま合否に直結 します。配点や合格ラインの考え方は 基本情報技術者は何点で合格? で確認しておきましょう。
科目Bを確実に仕上げるには
免除で科目Bだけになったら、あとはトレース力を本番レベルまで引き上げるだけです。体系的な進め方は 基本情報技術者 科目B完全対策、つまずきの切り分けは 科目Bがわからない人へ にまとめています。
実際の問題で手を動かすなら、アルゴリズム分野の過去問 を解き、擬似言語で詰まったら AI コパイロットに「このコードを1行ずつ追って」「どこで値の追跡を間違えた?」と聞けば、その場でトレースを矯正できます。免除で浮いた時間を、この「解く→つまずきをその場で潰す」ループに充てるのが最短ルートです。
まとめ
- 科目A免除制度(旧・午前免除)は、IPA認定講座を受講し修了試験に合格 すると科目Aが免除される制度
- 免除の有効期間は 開始日から1年間。基本情報はCBTで通年受験できるので期間内に受験まで済ませる
- 申込時に 修了認定者管理番号 を入力して免除を申請する(忘れると免除されない)
- 高度試験の 午前I免除とは別制度(午前I免除は認定講座と無関係)
- 免除されると 合否は科目Bだけで決まる。浮いた時間を科目B対策に全集中するのが勝ち筋
よくある質問
Q. 科目A免除制度を使うと、本番では何を受けますか? 免除されるのは科目Aだけなので、本番では 科目B のみ を受験します。科目Bは免除されないため、科目B(アルゴリズムとプログラミング・情報セキュリティ)で合格基準(600点以上)を満たす必要があります。
Q. 科目A免除はどうすれば受けられますか? IPAが認定した講座を受講し、その講座の修了試験(修了認定に係る試験)に合格することで免除資格が得られます。資格を得たら、基本情報技術者試験の申込時に講座発行の「修了認定者管理番号」を入力して免除を申請します。
Q. 科目A免除の有効期間はどのくらいですか? 免除有効期間の開始日から1年間です。基本情報はCBT方式で通年受験できるので、この1年のうちに受験日を選んで申し込みます。期間を過ぎると免除資格は失効するため、修了したら早めに受験まで済ませるのが安全です。
Q. 午前免除制度と科目A免除制度は違うものですか? 同じ制度です。2023年の試験再編で「午前試験/午後試験」が「科目A/科目B」に変わったのに合わせ、「午前免除制度」が「科目A試験免除制度」へ名称変更されました。仕組みの考え方は同じです。
Q. 科目A免除は応用情報や高度試験でも使えますか? いいえ。認定講座の修了による免除は基本情報技術者試験(FE)の科目Aだけの制度です。応用情報や高度試験で使う「午前I免除」は別の制度で、応用情報合格などが条件になります(認定講座の受講は不要)。