IPA試験の計算問題を捨てない
午前四択でも 5〜10 問は計算問題が出ます。「捨てる」と決めつけず、頻出パターンに絞って最短解法を覚えれば、十分に点が取れます。
頻出 7 パターン
- 基数変換: 2 進・10 進・16 進の相互変換
- 論理演算: AND/OR/XOR の真理値表計算
- 確率・組合せ: ベイズ推定・期待値
- キャパシティ計算: スループット・回線速度・記憶容量
- 稼働率: MTBF / (MTBF + MTTR)
- 正規化・第3正規形: 関数従属の判定
- アルゴリズム計算量: O(n)・O(log n) の見積り
パターン別の最短解法
基数変換
16 進 → 10 進は重み付け、10 進 → 2 進は割り算の繰返し。試験では 8 桁以下なので暗算可能。
論理演算
AND は両方 1 で 1、OR はどちらか 1 で 1、XOR は不一致で 1。ビット操作は「0 クリアは AND、1 セットは OR、反転は XOR」が定番。真理値表の作り方・ビットマスク・ド・モルガンの法則・シフト演算の段階的な解き方は 論理演算の計算の解き方 で詳しく解説しています。
確率・組合せ
順列 nPr は「並べる」、組合せ nCr は「選ぶ」。期待値は「値 × 確率」の総和で求める。順列・組合せの使い分けや期待値・条件付き確率(ベイズの定理)の段階的な解き方は 確率・期待値の計算の解き方 で詳しく解説しています。
稼働率
直列なら積、並列なら 1 - (1 - p)^n。複合系は左から順に置き換え計算。MTBF・MTTR からの導出や直列/並列・複合系の解き方は 稼働率の計算の解き方 で段階的に解説しています。
スループット
回線速度 (bps) ÷ 8 = 1 秒のバイト数。ファイルサイズを割って所要秒数。ビット/バイトの変換や伝送効率による実効速度・転送時間の段階的な解き方は スループット・転送時間の計算の解き方 で詳しく解説しています。
アルゴリズム計算量
O 記法は入力 n が増えたときの処理量の増え方。1 重ループは O(n)、二重ループは O(n²)、半分ずつ絞る二分探索は O(log n)。ループ構造からのオーダ見積りや代表アルゴリズムの計算量は 計算量(オーダ記法)の解き方 で詳しく解説しています。
計算問題のみ出題で集中対策
過去問AI には 計算問題のみフィルタ があります。1 日 5 問ずつ解けば、2 週間で頻出パターンを網羅できます。
よくある質問
Q. 計算問題は捨ててもよいですか? おすすめしません。午前四択でも 5〜10 問は計算問題が出るため、まとめて捨てると合格基準点(60 点)に届きにくくなります。本記事の頻出 7 パターンに絞れば対策範囲は限定的で、最短解法を覚えるだけで安定して得点できます。
Q. どのパターンから対策すればよいですか? 出題頻度が高く解法が機械的な、基数変換・稼働率・スループット計算から始めるのが効率的です。これらは公式に当てはめるだけで解けるため、短期間で得点源に変わります。確率・組合せやアルゴリズム計算量は後回しでも構いません。
Q. 計算問題だけ集中して練習できますか? できます。過去問AI の 計算問題のみフィルタ を使えば、計算問題だけを連続で演習できます。1 日 5 問ずつ解けば、2 週間で頻出パターンをひと通り網羅できます。
Q. 暗算が苦手でも解けますか? 解けます。基数変換は 8 桁以下が中心で、割り算の繰返しや重み付けで筆算でも対応できます。大切なのは速さより、パターンごとの最短解法を機械的に当てはめる手順を身につけることです。詰まったら AI コパイロットに解き方の手順を質問しましょう。
まとめ
- 7 パターンに絞れば計算問題は怖くない
- 最短解法を機械的に当てはめる訓練が肝
- 計算のみフィルタで集中演習
応用情報の計算問題演習 から始めましょう。