情報セキュリティマネジメントは何点で合格?
「情報セキュリティマネジメント試験(SG)は何点取れば合格なの?」「科目Aと科目B、それぞれ6割取らないとダメ?」——2023年の制度改定で採点の仕組みが変わり、合格ラインに不安を抱く受験者が増えています。本記事は 合格基準と採点の仕組み を、IPA が公表している範囲で正確に整理します。
本記事は 過去問AI が独自にまとめた学習ガイドです。試験要項・採点方式の最新情報は必ず IPA 公式ページ で確認してください。
合格基準:総合評価点1000点満点で600点以上
情報セキュリティマネジメント試験は 科目A と 科目B の2科目で構成されますが、合否は 両科目を合算した総合評価点 で判定されます。
- 科目A:四肢択一式・48問。数行程度の短い問題文に答える基礎知識の問題
- 科目B:多肢選択式・12問。長文の事例(ケーススタディ)に対して適切な対応を選ぶ応用問題
両科目を合わせて 60問・120分。合格基準は 総合評価点が1000点満点中600点以上 です(IPA 公表)。
基本情報(FE)と違い、科目別の足切りが無い
ここが最も間違えやすいポイントです。同じ「科目A・科目B」構成でも、合否判定の方式は基本情報技術者試験(FE)とまったく違います。
- 基本情報(FE):科目A・科目Bが それぞれ600点以上 必要。片方が苦手だと不合格(基本情報は何点で合格?)
- 情報セキュリティマネジメント(SG):科目A・科目Bを 合算した総合評価点 で判定。科目別の足切り点は公表されていない
つまり SG は、科目Aの知識問題で稼いだ得点と科目Bの事例問題の得点を合わせて600点に届けばよい設計です。「片方が苦手だと即不合格」という FE のようなプレッシャーは無く、得意な科目で苦手な科目を補える のが SG の特徴です。とはいえ合否を分けるのは配点の重い科目Bなので、科目Bを捨てて科目Aだけで600点に乗せるのは現実的ではありません。
「午前・午後」はもう無い(2023年から科目A・科目B)
「セキュマネの午後対策は?」と今も検索する人がいますが、2023年の制度改定で「午前・午後」という区分は廃止され、「科目A・科目B」に変わりました(同時に通年の CBT 方式へ移行)。古い参考書や体験談の「午前・午後」という言葉は、現行制度では次のように読み替えてください。
- 旧 午前 → 現 科目A(四肢択一の知識問題・48問)
- 旧 午後 → 現 科目B(長文の事例問題・12問)
なお、SG の科目B に アルゴリズム(擬似言語)は出ません。同じ「科目B」でも基本情報(FE)とは中身がまったく違う点に注意してください。SG の科目B は情報セキュリティの事例問題で、その読み方は 情報セキュリティマネジメント 科目Bの事例問題の解き方 にまとめています。
「正答率6割で合格」は半分正しく半分間違い
もう一つの誤解ポイントです。情報セキュリティマネジメント試験の評価点は、IRT(項目応答理論) という方式で算出されます。
IRTでは、単純な正答率がそのまま得点になるわけではありません。問題ごとの難易度を加味してスコアが計算されるため、同じ正答数でも、難しい問題を正解した方が高く評価されることがあります。
- IPA は具体的な換算式を公開していません
- そのため「正答率○%で確実に合格」と言い切れる数字は存在しません
- 「6割正解=600点」という単純計算は成り立たない、と理解しておくのが安全です
つまり、合格ラインを正答率で逆算するより、正答率そのものを高めて余裕を作る のが確実な戦略です。なお、ITパスポートも同じIRTで評価点を算出しますが、総合点に加えて 分野別の足切り(各分野300点以上) がある点が SG とは異なります(ITパスポートは何点で合格?)。
試験当日:即日に評価点、正式合否は後日
情報セキュリティマネジメント試験は CBT方式で通年実施 されています。
- 試験終了直後、画面に 評価点(仮スコア) が表示されます
- この評価点は IRT による暫定値で、正式な合否ではありません
- 正式な合格発表は 後日(おおむね受験の約1ヶ月後) に IPA から通知されます
評価点が600点前後の場合は、正式発表まで確定しないと考えておきましょう。最新の合格発表スケジュールは IPA 公式ページで確認してください。
では何点を目標に勉強すればいいか
換算式が非公開である以上、得点を狙い撃ちするより 正答率を安定して高く保つ ことが現実的なゴールです。
- 目安として、過去問演習で安定して7割以上を取れる状態を作れば、本番で総合600点以上を狙える安全圏に入りやすくなります(あくまで目安で、IPA公表値ではありません)
- 配点の重い科目Bは12問と少なく1問の比重が大きいため、事例問題を苦手なまま放置しない ことが特に重要です
- 本番では難問に時間を溶かさず、解ける問題を確実に取り切る
合否を分ける科目Bで確実に得点するには
総合評価点で判定されるとはいえ、合否を実際に分けやすいのは 長文の科目B事例問題 です。科目Aの知識問題を手早く片付け、重い科目Bに時間を残すのが基本戦略です。読み方の手順と頻出テーマは 情報セキュリティマネジメント 科目Bの事例問題の解き方 で詳しく扱っています。
実際の問題で手を動かすなら、情報セキュリティマネジメントの過去問 を分野別に解き、長文事例で詰まったら AI コパイロットに「この事例の登場人物と守るべき情報資産を整理して」と聞けば、その場で読み解きを補助できます。
まとめ
- 合格には 科目A・科目Bを合算した総合評価点で1000点満点中600点以上 が必要
- 基本情報(FE)と違い、科目別の足切り点は公表されておらず、得意科目で苦手科目を補える
- 評価点は IRT で算出され、正答率がそのまま得点になるわけではない(換算式は非公開)
- 「正答率6割=合格」と単純計算せず、正答率を高めて余裕を作るのが確実
- 当日に評価点(仮スコア)、正式合否は後日
- 合否を分けやすいのは配点の重い科目B事例問題
よくある質問
Q. 情報セキュリティマネジメントは何点で合格ですか? 科目A・科目Bを合算した総合評価点で、1000点満点中600点以上が合格基準です。両科目の得点を合わせて600点に届けばよく、科目別の足切り点は公表されていません。
Q. 科目Aと科目Bは、それぞれ600点取る必要がありますか? いいえ。情報セキュリティマネジメントは総合評価点で判定されるため、科目A・科目Bそれぞれに基準点(足切り)は設けられていません。これは科目ごとに600点が必要な基本情報技術者試験(FE)との大きな違いです。
Q. 正答率6割で合格できますか? 評価点はIRT(項目応答理論)で算出され、正答率がそのまま得点になるわけではありません。IPAは換算式を公開していないため「正答率6割=合格」とは言い切れません。正答率を安定して高めて余裕を作るのが確実です。
Q. 試験当日に合否はわかりますか? 試験終了直後に評価点(仮スコア)が画面表示されますが、これはIRTによる暫定値です。正式な合格発表は後日(おおむね約1ヶ月後)にIPAから通知されます。
Q. 基本情報技術者の合格基準と同じですか? 構成は同じ科目A・科目Bですが、判定方式が異なります。基本情報は科目A・科目Bそれぞれ600点以上が必要なのに対し、情報セキュリティマネジメントは両科目を合算した総合評価点で判定します。詳しくは 基本情報は何点で合格? を参照してください。