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第二種電気主任技術者令和8年度 一次試験電力問 2(4)

令和8年度 一次試験 第二種電気主任技術者 電力 問2(4)

難度標準

次の文章は,変電所の調相設備に関する記述である。文中の[ ]に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

電力用コンデンサ(並列コンデンサ)は遅相分の無効電力を[(1)]ために使用される。中容量以上の電力用コンデンサの保護としては,設備内の短絡,地絡事故時には[(2)]リレーや地絡過電圧リレーにて故障を検出する電気式リレーが適用されている。また,コンデンサ内部素子故障は,電圧や電流の検出の変化がわずかであるため,各相のコンデンサを前段と後段の直列接続に分け,それぞれの[(3)]の分担電圧の差を検出することにより,素子故障まで高感度に検出する[(4)]方式の電気式リレーが多く適用されている。

分路リアクトルは進相分の無効電力を[(1)]ために使用される。分路リアクトルの保護としては,その構造が[(5)]に類似しており,[(5)]の保護方式に準じた電気式,機械式リレーが適用されている。

空欄(4)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

直列に分けた前段・後段のコンデンサは健全時には電圧を等しく分担するが,内部素子が故障すると静電容量が変わって分担電圧に差が生じる。この差を検出するのが電圧平衡方式である。

詳細Layer 2
展開

よって,空欄(4)の正答は(リ)「電圧平衡」である。

各選択肢の解説

(イ)

距離

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。距離方式は送電線保護の方式で,コンデンサ素子故障を分担電圧の差で検出する方式ではない。

(ロ)

同期調相機

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「同期調相機」は回転機形の調相設備の名称である。

(ハ)

一定に保つ

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「一定に保つ」は動詞句であり,「[(4)]方式」という検出方式の名称にならない。

(ニ)

供給する

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「供給する」は動詞句で,空欄(1)の正答である。

(ホ)

励磁コイル

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「励磁コイル」は回転機等の界磁を作るコイル(機器の構成要素)である。

(ヘ)

オープンデルタ

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。オープンデルタ方式は,放電コイル二次をオープンデルタ結線し,三相間の電圧不平衡(零相電圧)から素子故障を検出する方式である。本文のように各相を前段・後段に分けて両者の分担電圧の差を比べる方式は電圧平衡(電圧差動)方式で,オープンデルタ方式ではない。

(ト)

消費する

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「消費する」は動詞句であり,リレー・機器・検出方式の名称にならない。

(チ)

放電コイル

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「放電コイル」はコンデンサの残留電荷を放電させる機器で,空欄(3)の正答である。

(リ)

電圧平衡

正しい。直列に分けた前段・後段のコンデンサは健全時には電圧を等しく分担するが,内部素子が故障すると静電容量が変わって分担電圧に差が生じる。この差を検出するのが電圧平衡方式である。

(ヌ)

空芯コイル

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「空芯コイル」は鉄心を持たないコイル・リアクトルの構造を表す語である。

(ル)

欠相

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「欠相」は電源の1相が失われる異常の名称である。

(ヲ)

過電流

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「過電流」は電流の異常を表す語で,空欄(2)の正答である。

(ワ)

変圧器

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「変圧器」は機器の名称で,空欄(5)の正答である。

(カ)

電圧調整器

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。「電圧調整器」は配電線の電圧を調整する機器の名称である。

(ヨ)

リアクタンス平衡

誤り。空欄(4)に入るのは,前段と後段の分担電圧の差で素子故障を検出する方式の名称で,正答は「電圧平衡」方式である。前段・後段で比べるのは分担電圧で,「リアクタンス平衡」方式ではない。

この解説は?
AI生成

解説は公式の問題文・公式解答を基に作成しています。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:令和8年度第二種電気主任技術者一次試験電力科目A問題問2(4)。問題文を空欄ごとの設問に分けて整形(改変あり)。

検証プロセス・誤り報告フローは 運営透明性レポートで公開しています。

分野「電力」の学習ポイント

この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり

何が問われるか
本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
学習の進め方
正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
関連キーワード
電力調相設備の保護
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