仮想記憶システムで主記憶(プログラムを直接実行する場所)の容量が足りないのに、同時に実行するプログラム(多重度)を増やそうとすると、必要なデータが主記憶にないことが頻繁に起こります。すると、ストレージ(補助記憶装置)から主記憶へデータを頻繁に読み書きする処理(ページング)が過剰に発生し、これがシステムの処理能力を著しく低下させる状態をスラッシングといいます。これは、本来やるべきプログラムの実行よりも、データ移動に多くの時間を費やしてしまうため、プロセッサ使用率が低下します。
2012年度 春期 基本情報技術者 午前 問21
仮想記憶システムにおいて主記憶の容量が十分でない場合、プログラムの多重度を増加させるとシステムのオーバヘッドが増加し、アプリケーションのプロセッサ使用率が減少する状態を表すものはどれか。
選択肢
解説
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選択肢イのフラグメンテーションは、記憶領域に隙間ができ、利用効率が悪くなる状態ですが、プログラムの多重度増加による直接的な現象とは異なります。選択肢ウのページングは、仮想記憶の仕組みそのものであり、スラッシングを引き起こす要因ではありますが、スラッシングという現象そのものを表すものではありません。選択肢エのボトルネックは、システム全体の処理能力を制限する箇所を指しますが、ここではスラッシングという特定の現象に焦点を当てています。
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