避難所には授乳期の母子、後期高齢者、精神障害者など配慮が必要な人が含まれている。
令和6年度 保健師 午前 問48
次の文を読み47~49 の問いに答えよ。
金曜日の早朝、A 県で最大震度7 の地震が発生し、その後も余震が続いている。A
県海岸沿いのB 市では、ライフラインが途絶し、自宅建物が倒壊した住民が多数発
生している。B 市の統括保健師が保健センターに到着したとき、職員の3 割程度が出
勤して情報収集を進めていた。
発災後 4 日、B 市は 1 次避難所を 10 か所開設し、避難用物資は行き届いている。各避難所の避難者には、授乳期の母子や後期高齢者、精神障害者も含まれている。C 保健師が担当の避難所は中学校の体育館で、夜間の外気温は氷点下になるため昼夜を問わず閉めきり、一部の避難者は毛布をかぶり、館内で土足の靴を履いたまま過ごしていた。
C 保健師の避難所での対応で適切なのはどれか。2 つ選べ。
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そのため、プライバシーや安心を確保できる個室空間の確保(選択肢1)が適切である。また、発災後 4 日が経過しており、持病の薬が不足しやすい時期である。服薬の中断は健康悪化につながるため、薬の確保を支援すること(選択肢3)も適切である。一方、土足の継続や使用済みオムツの館内保管は、衛生環境を悪化させる。仮設住宅への入居案内は、発災後 4 日の時期としては早い。
各選択肢の解説
- 1
個室空間を確保
適切。授乳期の母子や精神障害者などの配慮が必要な人のために、プライバシーを守り落ち着ける個室空間を確保することが必要である。
- 2
館内で土足継続を推奨
不適切。土足のままでは、床の衛生が保てず、感染症の原因にもなる。土足を禁止して、清潔に保てる区域を設けるなど、衛生環境を整える対応が望ましい。
- 3
避難者の持病の薬の確保を支援
適切。発災後 4 日が経過して、持病の薬が不足したり中断したりするおそれが出る時期である。服薬継続のために、薬の確保を支援する必要がある。
- 4
避難者に仮設住宅への入居を案内
不適切。発災後 4 日の時点では 1 次避難所での生活の安定が優先であり、仮設住宅への入居案内は時期が早い。
- 5
使用済みオムツの館内トイレでの保管を推奨
不適切。使用済みオムツを館内トイレで保管すると、臭気や感染症の原因になり、衛生環境を悪化させる。館外の決められた場所で適切に管理する必要がある。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省『第111回保健師国家試験』午前 問48(問題・正答)。解説は独自作成です。
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