この問題では、プログラム設計における安全性と信頼性に関する用語を問われています。不正なデータ入力に対する対策を重視した方針が示されており、これは「フォールプルーフ」という考え方に基づいています。フォールプルーフとは、人間が操作ミスをしても、システムに異常が生じないように、あらかじめ安全策を講じておく設計思想です。具体的には、データチェック機能の強化や、不正なデータ入力時のエラーメッセージ表示と再入力を促すことが、この思想の実践例となります。
2018年度 秋期 高度試験共通 午前I 問16
安全性と信頼性について、次の方針でプログラム設計を行う場合,その方針を表す用語はどれか。
〔方針]
不特定多数の人が使用するプログラムには、自分だけが使用するプログラムに比べ、より多く、データチェックの機能を組み込む。プログラムが処理できるデータの前提条件を文書に書いておくだけでなく、プログラムについても前提条件を満たしていないデータが入力されたときは、エラーメッセージを表示して再入力を促すようなものとする。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
他の選択肢について、フェールセーフは、システムに異常が発生した場合に、被害を最小限に抑えるように安全な状態に移行させる設計(例えば、火災報知器が鳴ったら自動的にシャッターが閉まるなど)を指します。フェールソフトは、システムの一部に故障が発生しても、機能を制限しながらも運用を継続させる設計(例えば、一部の機能が使えなくなっても、主要な機能は維持されるなど)です。フォールトトレランスは、システムに故障が発生しても、その影響を外部に及ぼさずに、機能を維持し続ける設計(例えば、二重化されたサーバーが片方故障しても、もう片方が処理を引き継ぐなど)を指します。本問の方針は、これらの「故障発生後の対応」ではなく、「故障や異常の発生を未然に防ぐ」ことに主眼を置いているため、フォールプルーフが最も適切です。
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