正解は3と4です。
令和7年度 薬剤師 薬学理論問題 問166
問165−166 6歳男児。咽頭痛のため耳鼻咽喉科を受診した。血液検査で抗ストレプトリジンO(ASO)抗体と抗ストレプトキナーゼ(ASK)抗体の上昇が認められ、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎と診断された。
レンサ球菌属に対して抗菌作用を示す薬物に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)
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アモキシシリンはβ-ラクタム系薬で、ペニシリン結合タンパク質(PBP)に共有結合してトランスペプチダーゼ活性を阻害し、細胞壁合成を妨げます。クリンダマイシンは50Sサブユニットに結合し、ペプチジルトランスフェラーゼ反応を阻害してタンパク質合成を抑えます。
各選択肢の解説
- 1
セファレキシンは、細菌のピルビン酸転移酵素を阻害して、UDP-N-アセチルムラミン酸の合成を抑制する。
誤り。セファレキシンはセフェム系薬で、PBPのトランスペプチダーゼ活性を阻害します。ピルビン酸転移酵素(MurA)を阻害してUDP-N-アセチルムラミン酸の合成を抑えるのはホスホマイシンです。
- 2
エリスロマイシンは、細菌のジヒドロ葉酸還元酵素を阻害して、テトラヒドロ葉酸の生成を抑制する。
誤り。エリスロマイシンはマクロライド系薬で、50Sサブユニットに結合してタンパク質合成を阻害します。ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害するのはトリメトプリムなどです。
- 3
アモキシシリンは、細菌のペニシリン結合タンパク質に共有結合して、不可逆的にトランスペプチダーゼ活性を阻害する。
正しい。アモキシシリンはPBPに共有結合してトランスペプチダーゼ活性を不可逆的に阻害します。
- 4
クリンダマイシンは、細菌のリボソーム50S サブユニットに結合して、ペプチド転移酵素反応を阻害する。
正しい。クリンダマイシンは50Sサブユニットに結合し、ペプチド転移酵素反応を阻害します。
- 5
アジスロマイシンは、細菌のリボソーム30S サブユニットと結合して、アミノアシルtRNA がmRNA と結合するのを阻害する。
誤り。アジスロマイシンはマクロライド系薬で、結合部位は30Sではなく50Sサブユニットです。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第110回薬剤師国家試験」理論問題 問166(原問・最終正答)。
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