情報処理技術者試験は同じ日に複数区分を受けられる?
「基本情報と応用情報を一度に受けたい」「同じ試験日に高度試験を2つ受けられないか」——複数の試験区分を効率よく取りたい人ほど気になるのが 併願(同時受験)ができるか という疑問です。結論から言うと、同じ試験日に複数の区分を同時受験することはできません。一方で、試験方式の違いをうまく使えば 1年で複数の試験に挑戦する ことは十分に可能です。本記事はその可否と、複数区分を計画的に取る受け方を整理します。
2026年度のAP・高度・SCの申込制限と実施期間はIPA公式の日程表を参照してください。申込前に対象区分と会場の空席を再確認してください。
結論:前期・後期はそれぞれ1回・1区分のみ申し込める
2026年度のAP・高度・SCはCBT方式です。前期・後期の各試験で申込みは1回のみで、同じ期に複数の試験区分は申し込めません。科目A群と科目B群は別の期間に実施され、申込時に両方の日時を予約します。
例えば前期にAPとNWを両方申し込むことはできません。一方、NWは前期、DBは後期の対象なので、期を分けて挑戦する計画は立てられます。
なぜ同時受験ができないのか
理由は「全区分が同じ日の紙試験だから」ではありません。IPAが2026年度の前期・後期それぞれについて、申込みは1回のみ、複数区分の申込みはできないと定めているためです。
科目A群と科目B群の実施日が離れていても、同じ期に2区分を申し込めることにはなりません。
年に複数を狙う方法
2026年度は、通年実施と期間制という日程の違いを利用できます。
- 通年CBT:ITパスポート(IP)・情報セキュリティマネジメント(SG)・基本情報技術者(FE)
- 前期・後期の期間制CBT:応用情報(AP)・高度試験・情報処理安全確保支援士(SC)
通年CBTを別日に予約する、または期間制CBTの前期と後期を使い分けます。例えば、
このように時期を分ければ、複数資格を狙えます。ただし学習時間と会場の空席を確保できるかは別に判断してください。
区分の組み合わせと受け方の例
| 受けたい組み合わせ | 同じ期に申込 | 時期をずらせば |
|---|---|---|
| FE(通年CBT)+ AP(期間制CBT) | 別の申込制度 | ◯(別日に予約) |
| IP(通年CBT)+ SG(通年CBT) | 別々に予約 | ◯(別日に受験) |
| NW(前期)+ DB(後期) | × | ◯(各期に1区分) |
| AP + 高度1区分 | ×(同じ期には不可) | ◯(前期・後期で各1区分) |
IP・SG・FEはそれぞれ別に予約します。AP・高度・SCの2区分を狙う場合は、2026年度の前期・後期で対象となる区分をIPA公式の日程表で確認してください。
複数区分を計画的に取るには
「同時には受けられない」と分かれば、あとは どの順序で・どの試験回に何を受けるか を逆算するだけです。年代やキャリア目標に合わせた取得順序は IT資格 年代別ロードマップ に、申込から受験当日までの流れは IPA試験の申し込み〜受験当日までの流れ にまとめています。
複数区分を狙う人は、通年で受けられるFEなどと、申込締切があるAP・高度試験の順序を整理してください。2026年度前期はAP・ST・SA・NW・SM・SCが対象です。
2026年度は既にCBT方式です。申込と科目群別の実施期間はIPA公式ページで確認してください。
まとめ
- AP・高度・SCは前期・後期それぞれ申込み1回・1区分のみ
- IP・SG・FEの通年CBTは別日に予約して受験できる
- 高度試験2区分を狙う場合は、前期・後期で対象区分を確認する
- 取得順序はロードマップ、申込手順は申込フロー記事で逆算しておく
- 2026年度の日程はIPA公式の実施期間表で確認する
よくある質問
Q. 同じ試験日に基本情報と応用情報を両方受けられますか? 同じ時刻に2つの試験を受けることはできません。FEは通年CBT、APは前期・後期の期間制CBTです。別日に予約し、それぞれの申込条件を満たせば両方に挑戦できます。
Q. 同じ秋期に高度試験を2区分受けられますか? 同じ期に2区分は申し込めません。2026年度は高度試験の対象区分が前期・後期に分かれています。例えばNWは前期、DBは後期の対象です。
Q. なぜ複数区分を同時に受けられないのですか? 2026年度のAP・高度・SCは、IPAが前期・後期それぞれの申込みを1回・1区分に制限しているためです。科目A群とB群の日程が分かれていても、この制限は同じです。
Q. 1年で複数の情報処理技術者試験に合格することはできますか? できます。通年CBTのIP・SG・FEを別日に予約する、または期間制CBTの前期と後期を分けて受ける方法があります。対象区分と申込期間を先に確認し、学習時間を確保してください。