2024年5月試験 実技 問22
法令基準日 2023-10-01
問題
下記の相続事例(2023年12月10日相続開始)における各人の相続税の課税価格の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないものとする。 <課税価格の合計額を算出するための財産等の相続税評価額> 土地:3,000万円(小規模宅地等の特例適用後) 建物:500万円 現預金:800万円 死亡保険金:1,800万円(生命保険金等の非課税限度額控除前) 債務および葬式費用:200万円 <親族関係図> ※土地の評価額は、小規模宅地等の特例適用後の金額であり、死亡保険金は、非課税限度額控除前 の金額である。 ※土地および建物は配偶者が相続する。 ※現預金は、配偶者と長男が2分の1ずつ受け取っている。 ※死亡保険金は、配偶者、長男および長女がそれぞれ3分の1ずつ受け取っている。 ※相続開始前に被相続人からの贈与により財産を取得した相続人はおらず、相続時精算課税制度を 選択した相続人もいない。また、長女は相続を放棄している。 ※債務および葬式費用は、被相続人の配偶者と長男がそれぞれ2分の1ずつ負担している。 配偶者 長女(相続放棄) 長男 被相続人 <小山家の家族データ> 氏名 続柄 生年月日 備考 小山 仁司 本人 1972年10月14日 会社員 えり子 妻 1978年 8月24日 会社員 直哉 長男 2010年 9月27日 中学生 奈々 長女 2012年 4月15日 小学生 <小山家のキャッシュフロー表> (単位:万円) 経過年数 基準年 1年 2年 3年 4年 西暦(年) 2024年 2025年 2026年 2027年 2028年 家族構成/ 年齢 小山 仁司 本人 52歳 53歳 54歳 55歳 56歳 えり子 妻 46歳 47歳 48歳 49歳 50歳 直哉 長男 14歳 15歳 16歳 17歳 18歳 奈々 長女 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 ライフイベント 奈々 中学校入学 直哉 高校入学 奈々 高校入学 変動率 収入 給与収入(本人) 1% 684 給与収入(妻) 1% 380 収入合計 - 1,064 支出 基本生活費 2% 384 ( ア ) 住居費 - 216 216 216 216 216 教育費 1% ( イ ) 保険料 - 78 78 78 78 78 一時的支出 - その他支出 1% 42 42 43 43 44 支出合計 - 848 年間収支 - 金融資産残高 1% ※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとする。 ※給与収入は可処分所得で記載している。 ※記載されている数値は正しいものとする。また、問題作成の都合上、一部を空欄としている。
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図表と資料の配置を原典の該当部分から表示しています。問題文は上のテキストで読めます。



公式模範解答を見る
1. 配偶者:3,800万円 長男:300万円 長女:600万円
表記・単位・複数空欄の組合せは公式模範解答に合わせています。配点は協会非公表です。
解き方・判断の根拠
生保非課税枠500万×法定相続人3人(放棄者も算入)=1,500万円。放棄した長女は非課税の対象外で、配偶者・長男の受取各600万円は非課税枠内に収まり全額非課税。配偶者=土地3,000+建物500+現金400-債務100=3,800万円、長男=現金400-債務100=300万円、長女=保険600万円全額課税。
各選択肢の理由
1.正しい。非課税枠(500万×3人)は長女に不適用、配偶者・長男の受取各600万円は全額非課税となり金額が一致する。
2.誤り。長女は放棄のため保険金600万円全額が課税価格となる。長女100万円は過小で不適切。
3.誤り。長女は正しいが、配偶者・長男は保険金が非課税枠内で全額非課税のため実際は3,800万・300万円で、この額は過大。
4.誤り。配偶者・長男とも保険金は非課税枠内で全額非課税となるため4,000万・500万円は過大。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 実技試験(資産設計提案業務)2024年5月試験。改行・空白を整え、図表がある設問では原典の該当箇所を画像で併記。