2026年5月公表 実技 問3
法令基準日 公式問題に一律の記載なし
問題
長谷川さんはRM投資信託を新規募集時に100万口購入し、特定口座(源泉徴収選択口座)で保有して収益分配金を受け取っている。下記<資料>に基づき、長谷川さんが保有するRM投資信託に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。 <資料> [RM投資信託の商品概要(新規募集時)] 投資信託の分類:追加型投資信託/国内/株式 決算および収益分配:毎年10月9日(休業日の場合には翌営業日) 申込価格:1口当たり1円 申込単位:1万口以上1口単位 基準価額:当ファンドにおいては、1万口当たりの価額で表示 購入時手数料(税込み):購入金額1,000万円未満 購入金額に対し3.3% 購入金額1,000万円以上 購入金額に対し2.2% 運用管理費用(信託報酬)(税込み):純資産総額に対し年1.650% 信託財産留保額:1万口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額 [長谷川さんが保有するRM投資信託の収益分配金受取時の運用状況(1万口当たり)] 収益分配前の個別元本:9,600円 収益分配前の基準価額:10,000円 収益分配金:1,000円 収益分配後の基準価額:9,000円 ・ 長谷川さんが、RM投資信託を新規募集時に100万口購入した際に、支払った購入時手数料 (税込み)は、( ア )である。 ・ 収益分配時に、長谷川さんに支払われた収益分配金のうち600円(1万口当たり)は( イ ) である。
公式模範解答を見る
1. (ア)33,000円 (イ)元本払戻金(特別分配金)
表記・単位・複数空欄の組合せは公式模範解答に合わせています。配点は協会非公表です。
解き方・判断の根拠
(ア)購入金額は、申込価格1口当たり1円 × 100万口 = 1,000,000円で、1,000万円未満なので手数料率は3.3%(税込み)となる。購入時手数料 = 1,000,000円 × 3.3% = 33,000円である。(イ)収益分配後の基準価額9,000円が分配前の個別元本9,600円を下回るため、その差額9,600円 − 9,000円 = 600円(1万口当たり)は元本の一部払戻しに当たる元本払戻金(特別分配金)となる。残りの1,000円 − 600円 = 400円が普通分配金であり、分配後の個別元本は9,000円に下がる。
各選択肢の理由
1.正解。(ア)1,000,000円×3.3%=33,000円、(イ)個別元本9,600円−分配後基準価額9,000円=600円が元本払戻金(特別分配金)。
2.(ア)は正しいが、600円は個別元本を下回った部分の払戻しであるため普通分配金ではない。普通分配金は400円である。
3.(イ)は正しいが、(ア)49,500円は購入金額1,000,000円に3.3%を掛けた額と一致しない(1,000,000円×3.3%=33,000円)。
4.(ア)(イ)とも誤り。手数料は33,000円で、600円部分は元本払戻金(特別分配金)である。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 実技試験(資産設計提案業務)2026年5月公表。改行・空白を整え、図表がある設問では原典の該当箇所を画像で併記。