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第二種電気主任技術者令和8年度 一次試験電力問 4(5)

令和8年度 一次試験 第二種電気主任技術者 電力 問4(5)

難度やや易

次の文章は,地中配電線路の高圧ケーブルに関する記述である。文中の[ ]に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

地中配電線路の高圧ケーブルは,近年[(1)]が主に使用されており,絶縁体の材料には[(2)]が用いられている。

[(1)]の主な劣化要因としては[(3)]と[(4)]に大別することができる。

[(3)]は絶縁体内の異物,ボイドや突起が内在することによる局所的な高電界部での放電や,開閉サージ等によって樹枝状の絶縁劣化が進展する現象である。

一方,[(4)]は外傷箇所をはじめ,ケーブル接続部やシースを透過した水分の存在と電界の共存状態において発生する絶縁劣化現象で,絶縁体中に樹枝状に進展し,絶縁破壊に至るものが散見される。[(4)]の対策として,現状では三層同時押し出し方式の[(5)]タイプが普及したこと等により,大幅に絶縁破壊事象が減少した。

空欄(5)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

内部半導電層・絶縁体・外部半導電層を同時に押し出すE-E(押出し-押出し)タイプは,界面の突起や異物混入が少なく水トリーの発生が抑えられ,絶縁破壊事象の大幅な減少につながった。

詳細Layer 2
展開

よって,空欄(5)の正答は(ハ)「E-E」である。

各選択肢の解説

(イ)

孔食

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「孔食」は金属表面に穴状に進む局部腐食である。

(ロ)

水トリー

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「水トリー」は水分と電界で進む絶縁劣化で,空欄(4)の正答である。

(ハ)

E-E

正しい。内部半導電層・絶縁体・外部半導電層を同時に押し出すE-E(押出し-押出し)タイプは,界面の突起や異物混入が少なく水トリーの発生が抑えられ,絶縁破壊事象の大幅な減少につながった。

(ニ)

E-T

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。E-Tは外部半導電層をテープ巻きとしたタイプで,三層同時押し出し方式ではない。

(ホ)

ポリ塩化ビニル

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「ポリ塩化ビニル」はCVTケーブルのシース(外装)の材料である。

(ヘ)

電気トリー

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「電気トリー」は高電界部の部分放電で進む絶縁劣化で,空欄(3)の正答である。

(ト)

CVQケーブル

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「CVQケーブル」は4心を撚り合わせたケーブルである。

(チ)

化学トリー

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「化学トリー」は硫化物などの浸入・反応で進む劣化である。

(リ)

T-T

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。T-Tは内外の半導電層ともテープ巻きの旧来のタイプで,三層同時押し出し方式ではない。

(ヌ)

架橋ポリエチレン

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「架橋ポリエチレン」は絶縁材料で,空欄(2)の正答である。

(ル)

CVTケーブル

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「CVTケーブル」は3心撚り合わせの架橋ポリエチレン絶縁ケーブルで,空欄(1)の正答である。

(ヲ)

異種金属腐食

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「異種金属腐食」は異なる金属の接触による腐食である。

(ワ)

応力腐食

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「応力腐食」は応力と腐食環境が重なって起こる金属の割れである。

(カ)

ブチルゴム

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「ブチルゴム」は旧来のゴム絶縁ケーブルの絶縁材料である。

(ヨ)

BNケーブル

誤り。空欄(5)に入るのは,水トリー対策として普及した三層同時押し出し方式のタイプの名称で,正答は「E-E」である。「BNケーブル」はブチルゴム絶縁ケーブルである。

この解説は?
AI生成

解説は公式の問題文・公式解答を基に作成しています。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:令和8年度第二種電気主任技術者一次試験電力科目A問題問4(5)。問題文を空欄ごとの設問に分けて整形(改変あり)。

検証プロセス・誤り報告フローは 運営透明性レポートで公開しています。

分野「電力」の学習ポイント

この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり

何が問われるか
本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
学習の進め方
正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
関連キーワード
電力高圧ケーブルの劣化
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