省令第7条は接続部の絶縁性能を低下させないことを求め、経産省の解釈第12条は電線の絶縁物と同等以上の効力で十分に被覆することを求める。
令和6年度 下期 第二種電気工事士 学科 問19
600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 1.6mm を使用した低圧屋内配線工事で、絶縁電線相互の終端接続部分の絶縁処理として、不適切なものは。ただし、ビニルテープはJISに定める厚さ約0.2mmの電気絶縁用ポリ塩化ビニル粘着テープとする。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
これらの条文自体はテープの種類や巻き回数を指定していない。本問の施工条件では、厚さ約0.2mmのビニルテープを半幅以上重ねて1回(2層)だけ巻くと被覆は約0.4mmにとどまり、接続部に必要な絶縁を確保できない。ビニルテープなら半幅以上を重ねて少なくとも2回(4層)とする施工上の目安に足りないため、ハが不適切。ロの厚さ約0.5mmのポリエチレンテープは同じ2層でも約1.0mmとなり、選択肢の条件を満たす。これはテープ厚さと巻き方を比較する設問上の判断で、法令に層数が明記されているという意味ではない。
各選択肢の解説
- ア
差込形コネクタにより接続し、接続部分をビニルテープで巻かなかった。
差込形コネクタは内部に絶縁機構を備えた接続器具であり、それ自体で十分な絶縁性能が確保されるため、接続部分をテープで巻く必要はなく適切である。
- イ
リングスリーブ(E形)により接続し、接続部分を黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(厚さ約0.5mm)で半幅以上重ねて1回(2層)巻いた。
厚さ約0.5mmの黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープを半幅以上重ねて1回巻けば2層で約1.0mmとなる。薄いビニルテープ2層(約0.4mm)とは異なり、設問の絶縁処理として適切。
- ウ
リングスリーブ(E形)により接続し、接続部分をビニルテープで半幅以上重ねて1回(2層)巻いた。
正解(不適切)。厚さ約0.2mmのビニルテープ1回巻きは2層・約0.4mmにとどまる。解釈第12条が求める同等以上の絶縁効力を得る施工としては薄く、2回(4層)以上の目安に足りない。
- エ
リングスリーブ(E形)により接続し、接続部分にリングスリーブ用の絶縁キャップを被せ、ビニルテープで巻かなかった。
リングスリーブ用の絶縁キャップは接続部を覆い十分な絶縁性能を確保する専用部材であり、これを使用すればテープを巻く必要はなく適切である。
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