利用者の訴えに対しては、頭ごなしに否定したり決めつけたりせず、その言動の背景にある身体的・心理的な要因をアセスメントすることが基本となる。
令和6年度 介護福祉士 学科 問2
Aさん(83歳、女性、要介護3)は、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左片麻痺があり、介護老人福祉施設で生活している。家族から、「できることは自分で行ってほしい」と希望があり、Aさんは自室から食堂まで車いすで自走することを日課としている。
1週間前から、介護福祉士養成施設の学生がAさんのフロアで実習を開始した。数日前からAさんは実習生に、「今日は腕が痛いので、食堂まで車いすを押してください」と依頼するようになった。悩んだ実習生は、実習指導者に相談をした。
実習生に対する実習指導者の最初の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- 1
「Aさんの腕は痛くないので、気にしないでください」
Aさんの痛みの訴えを事実確認もせず否定し、無視するように助言することは利用者の状態を軽視しており不適切です。
- 2
「どのようなときも、Aさん自身で行ってもらうことが必要です」
どのようなときも自身で行ってもらうと画一的に決めつけることは、利用者の当日の体調や痛みの変化を無視した対応であり不適切です。
- 3
「ご家族から自分で行うように、言われています」
家族の希望を理由にして利用者の訴えを退けることは、利用者本位のケアの視点を欠いており不適切です。
- 4
「それは自立につながらないので、車いすを押さないでください」
痛みの理由や背景を確認せずに自立につながらないと断定し、支援を拒否することは利用者の尊厳を損なうため不適切です。
- 5
「Aさんが依頼する理由を、まず考えてみることが大切です」
数日前から依頼するようになった背景や身体の痛み、心理的要因などをまず実習生自身に考えさせる助言は、アセスメントの観点から最も適切です。
出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター 第37回(令和6年度)介護福祉士国家試験 問題2。解説は過去問AIが独自に作成したもので、公益財団法人社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。
分野「人間の尊厳と自立」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
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