この症例は、言語理解は良好で、発話は流暢である。
第61回(2026年実施) 理学療法士 午後 問20
61歳の女性。脳梗塞による失語症。言語理解は良好である。発語は流暢であるが錯語や保続は認められた。呼称では「時計」を「ト、トチ、、、」と誤りに気づき自己修正を繰り返すが、失敗に終わる。復唱も不良である。
失語症のタイプで正しいのはどれか。
選択肢
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錯語がみられ、誤りに気づいて自己修正を繰り返す(接近行為)が、うまくいかない。さらに復唱が著しく不良である。これらは伝導失語の典型像である。伝導失語は、縁上回付近の病巣や弓状束の障害により、理解と流暢性が保たれる一方、復唱が特に障害される。
各選択肢の解説
- 1
Broca失語
Broca失語は非流暢で、努力性の発話、失文法、復唱障害を示す。理解は比較的よいが、この症例は発話が流暢なので合わない。
- 2
Wernicke失語
Wernicke失語は流暢だが、言語理解が著しく障害される。また、自分の誤りに気づきにくい。この症例は理解が良好で、誤りに気づいているので合わない。
- 3
健忘性失語
健忘性失語は、喚語困難(呼称障害)が中心である。理解と復唱は保たれる。この症例は復唱が不良なので合わない。
- 4
全失語
全失語は、理解・発話・復唱のすべてが重度に障害される。この症例は理解が良好で発話も流暢なので合わない。
- 5
伝導失語
正解。理解は良好で発話は流暢である。錯語と接近行為(自己修正の試み)がみられ、復唱が不良という特徴が揃っている。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第61回理学療法士国家試験」午後 問20(問題・正答)。解説は独自作成です。
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