ゴンペルツ曲線は、初めは緩やかに増え、その後増加が速まり、最後は増加が鈍って一定値に近づくS字形の曲線です。
令和6年度 春期 高度試験共通 午前I 問17
ソフトウェア信頼度成長モデルの一つであって、テスト工程においてバグが収束したと判定する根拠の一つとして使用するゴンペルツ曲線はどれか。

選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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テストの進行に伴う累積バグ検出数をこの形でモデル化し、後半の収束傾向を確認するため、ウが正解です。アは増加が加速し続け、イは一定の割合で直線的に増え、エは最初から増加率が減り続ける形です。ただし検出数が頭打ちになっただけでバグが全て除去されたとは限りません。テストの網羅性や未実施項目も併せて品質を判断します。
各選択肢の解説
- ア
増加の傾きが次第に大きくなる曲線
誤りです。図アは、テスト項目の消化に伴って累積誤り検出数の傾きが大きくなり続ける曲線で、上限に近づく様子がありません。検出が加速している状態であり、ゴンペルツ曲線の終盤に現れる頭打ち(収束)とは逆の形です。
- イ
一定の傾きで増加する直線
誤りです。図イは、累積誤り検出数がテスト項目消化数に比例し、一定の傾きで増える直線です。検出のペースが落ちていないので、未検出のバグがまだ同じ割合で見つかり続けていると考えられ、収束を判定する根拠になりません。
- ウ
初めは緩やかに、中間では急に増加し、最後は増加が鈍るS字曲線
正しいです。ゴンペルツ曲線は、テスト初期は検出が緩やかで、中盤に急増し、終盤は残存バグが減って増加が鈍り、上限値に近づくS字曲線です。図ウの頭打ち部分から総バグ数を推定し、バグが収束したかを判定します。
- エ
初めは急に増加し、次第に増加が鈍る曲線
誤りです。図エは、最初から急に増加し、その後は増加率が減り続ける上に凸の曲線です。初期の緩やかな立上がりと中盤の急増をもつS字形ではないため、ゴンペルツ曲線ではなく、指数形の信頼度成長モデルに近い形です。
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