アコニチンはトリカブト属植物の根(加工したものがブシ)に含まれるジテルペノイドアルカロイドです。
令和7年度 薬剤師 薬学理論問題 問109
下図はアコニチンの構造を示している。これを主要成分として含有する生薬Aに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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公式の正答は2と3です。骨格はテルペノイド経路で作られ、窒素原子は一般的なアミノ酸由来のアルカロイドとは異なる扱いです。また、修治でエステル結合が加水分解されると毒性が下がります。
各選択肢の解説
- 1
アコニチンの骨格は、酢酸︲マロン酸経路により生合成される。
誤りです。アコニチンの骨格はジテルペン(メバロン酸経路またはMEP経路)に由来します。酢酸-マロン酸経路(ポリケチド経路)ではありません。
- 2
アコニチンの窒素原子は、アミノ酸由来ではない。
正しいです。アコニチンはジテルペン骨格を持つテルペノイドアルカロイドです。窒素は、トリプトファンやリシンなどのアミノ酸から骨格ごと作られる一般的なアルカロイドとは異なり、アミノ酸由来ではないとされます。これが公式の正答です。
- 3
高圧蒸気処理などの修治によってアコニチンのエステルが加水分解されて、毒性が低減する。
正しいです。アコニチンはジエステル型で毒性が非常に強いです。高圧蒸気処理などの修治で加水分解されると、毒性の低いベンゾイルアコニンやアコニンになります。
- 4
生薬Aはナス科植物の根を基原とする。
誤りです。生薬A(ブシ)の基原はキンポウゲ科トリカブト属植物の塊根です。ナス科ではありません。
- 5
生薬Aを含む処方は、体力が充実している患者に適応される。
誤りです。例えばブシを含む八味地黄丸では、体力中等度以下で冷えなどを伴う状態が適応条件とされます。「体力が充実している患者」と一律に説明する記述は不適切です。適応は処方ごとに異なります。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第110回薬剤師国家試験」一般問題(薬学理論問題)問109。問題文・図表は公式原本に基づく。解説は保存稿を再利用して編集した非公開候補。
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