メインコンテンツへスキップ
薬剤師令和8年度薬学理論問題問 100

令和8年度 薬剤師 薬学理論問題 問100

難度標準

感染症の原因菌の同定には、菌体のタンパク質を分析対象として、イオン化部にマトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)法、質量分離部に飛行時間型質量分析計(TOF-MS)を用いる MALDI-TOF-MS が利用されている。この質量分析法に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

選択肢

正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)

解説

結論 → 詳細 の 2 層構成

展開
結論Layer 1

MALDI は、レーザー光を吸収するマトリックスと試料の混合結晶にパルスレーザーを照射してイオン化する。

詳細Layer 2
展開

TOF では、同じ加速電圧で加速されたイオンの飛行時間が短いほど m/z が小さい。したがって 2 と 3 が正しい。

各選択肢の解説

1

マトリックスと混合されたタンパク質は、高電圧を印加したキャピラリー先端から噴霧してイオン化される。

誤り。高電圧をかけたキャピラリー先端から噴霧してイオン化するのは、エレクトロスプレーイオン化(ESI)である。MALDI ではレーザー照射を用いる。

2

タンパク質と混合するマトリックスには、レーザー光を吸収する化合物が選択される。

正しい。マトリックスはレーザー光を吸収してエネルギーを受け取り、試料を壊れにくい状態でイオン化させる。

3

質量分離部では検出器までの飛行時間が短いほど、タンパク質イオンの m/z 値は小さい。

正しい。同じ運動エネルギーを与えると、m/z が小さいイオンほど速く飛行する。したがって飛行時間が短いほど m/z は小さい。

4

この質量分析法の装置は、高速液体クロマトグラフやキャピラリー電気泳動装置と直接接続して用いる。

誤り。MALDI は試料を固体のスポットとして導入するため、HPLC やキャピラリー電気泳動と直接つなぐオンライン接続には通常用いない。それらと直接接続しやすいのは ESI である。

5

マススペクトルには、タンパク質にマトリックスの質量が付加されたイオンピークが主に観測される。

誤り。主に観測されるのは、タンパク質にプロトンが付加した[M+H]+ などのイオンで、マトリックスの質量が付加したピークが主ではない。

この解説は?
解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験」一般問題(薬学理論問題) 問100(問題・最終正答)。原文・選択肢は出典照合済み。解説は過去問AIが独自作成。

制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。

AI コパイロット

この問題を AI と深掘りする

用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。

クイズモードで開く

関連する問題

一般問題(薬学理論問題) の他の問題

他年度の「一般問題(薬学理論問題)」問題

薬剤師 の同じ分野を年度をまたいで演習する