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薬剤師令和8年度薬学理論問題問 169

令和8年度 薬剤師 薬学理論問題 問169

難度標準

抗悪性腫瘍薬の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

選択肢

正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)

解説

結論 → 詳細 の 2 層構成

展開
結論Layer 1

正しいのは 1 と 4 です。

詳細Layer 2
展開

メルカプトプリンは代謝されてチオイノシン酸となり、プリン塩基の de novo 合成経路でイノシン酸からアデニル酸・グアニル酸への変換を阻害します。リュープロレリンは GnRH アゴニストで、持続投与により下垂体の GnRH 受容体がダウンレギュレーションを受け、LH・FSH が低下して精巣からのテストステロン分泌が抑制されます。

各選択肢の解説

1

メルカプトプリンは、チオイノシン酸に代謝され、イノシン酸からアデニル酸及びグアニル酸への生成を阻害する。

正しい。メルカプトプリンは細胞内でチオイノシン酸に代謝されます。チオイノシン酸がイノシン酸(IMP)からアデニル酸(AMP)やグアニル酸(GMP)への生成を阻害し、プリンヌクレオチドの合成を抑制します。

2

イリノテカンは、生体内で SN-38 に代謝された後、DNA ポリメラーゼを選択的に阻害する。

誤り。イリノテカンの活性代謝物SN-38が阻害する標的はDNAトポイソメラーゼⅠです。一本鎖DNA切断後の再結合を妨げる薬であり、DNAポリメラーゼを選択的に阻害するという記述が異なります。

3

ゲムシタビンは、DNA をアルキル化し、がん細胞の S 期移行性を阻害する。

誤り。ゲムシタビンはピリミジン系の代謝拮抗薬です。リン酸化された代謝物がDNAに取り込まれて合成を妨げ、リボヌクレオチド還元酵素の阻害も起こします。DNAにアルキル基を付加するアルキル化薬ではありません。

4

リュープロレリンは、持続的刺激により下垂体 GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)受容体のダウンレギュレーションを起こし、精巣からのテストステロン分泌を抑制する。

正しい。リュープロレリンはGnRH受容体の作動薬ですが、持続的な刺激によって下垂体GnRH受容体がダウンレギュレーションし、LH・FSH分泌が抑制されます。その結果、精巣のテストステロン分泌が低下します。投与初期の一過性刺激と持続投与後の作用を区別します。

5

ニボルマブは、がん細胞上の PD-L1 に結合して、T 細胞を活性化する。

誤り。ニボルマブはT細胞上のPD-1に結合する抗体です。PD-1とPD-L1・PD-L2との結合を遮断してT細胞への抑制を解除しますが、がん細胞上のPD-L1に結合する抗体ではありません。

この解説は?
解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:厚生労働省『第111回薬剤師国家試験』一般問題(薬学理論問題)問169(原問・最終正答)。番号・改行・選択肢記号を表示用に整理。解説は過去問AIが独自に作成。

制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。

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