2024年5月試験 実技 問25
法令基準日 2023-10-01
問題
小山さん夫婦はマイホームの購入に当たり、夫婦での住宅ローンの借入れを検討しており、FPで税理士でもある橋口さんに質問をした。橋口さんの説明の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、住宅ローン契約者は団体信用生命保険に加入するものとし、住宅借入金等特別控除(以下「住宅ローン控除」という)の適用を受けるための要件はすべて満たしているものとする。 [橋口さんの説明] 「ペアローンは、夫と妻それぞれが契約者となる住宅ローンであり、収入合算の住宅ローンと比べ て、事務手数料や契約の印紙代などの諸経費は( ア )なります。また、住宅ローン控除は、 ( イ )が受けることができ、夫婦のいずれかが死亡した場合、団体信用生命保険により、 ( ウ )の住宅ローン残高が保険金として支払われます。」 下記の係数早見表を乗算で使用し、各問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないもの とし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。 [係数早見表(年利率1.0%)] 終価係数 現価係数 減債基金係数 資本回収係数 年金終価係数 年金現価係数 1年 1.010 0.990 1.000 1.010 1.000 0.990 2年 1.020 0.980 0.498 0.508 2.010 1.970 3年 1.030 0.971 0.330 0.340 3.030 2.941 4年 1.041 0.961 0.246 0.256 4.060 3.902 5年 1.051 0.951 0.196 0.206 5.101 4.853 6年 1.062 0.942 0.163 0.173 6.152 5.795 7年 1.072 0.933 0.139 0.149 7.214 6.728 8年 1.083 0.923 0.121 0.131 8.286 7.652 9年 1.094 0.914 0.107 0.117 9.369 8.566 10年 1.105 0.905 0.096 0.106 10.462 9.471 15年 1.161 0.861 0.062 0.072 16.097 13.865 20年 1.220 0.820 0.045 0.055 22.019 18.046 25年 1.282 0.780 0.035 0.045 28.243 22.023 30年 1.348 0.742 0.029 0.039 34.785 25.808 ※記載されている数値は正しいものとする。
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図表と資料の配置を原典の該当部分から表示しています。問題文は上のテキストで読めます。

公式模範解答を見る
2. (ア)高く (イ)夫と妻それぞれ (ウ)亡くなった人のみ
表記・単位・複数空欄の組合せは公式模範解答に合わせています。配点は協会非公表です。
解き方・判断の根拠
ペアローンでは、夫と妻がそれぞれ自分の住宅ローンの契約者(債務者)になり、ローン契約は2本になる。(ア)契約が2本なので、事務手数料も印紙代も2本分かかる。1本の契約で済む収入合算型より諸経費は「高く」なる。(イ)住宅ローン控除は、要件を満たすローン債務者ごとに、自分の借入残高をもとに受ける。ペアローンでは夫婦それぞれが債務者なので、「夫と妻それぞれ」が控除を受けられる。主たる債務者だけが受けられるのは、収入合算のうち連帯保証型のような場合である。(ウ)団体信用生命保険には、それぞれが自分のローンについて加入する。夫婦のどちらかが死亡した場合に保険金で返済されるのは「亡くなった人のみ」のローン残高で、生存している配偶者のローンは残る。以上から(ア)高く、(イ)夫と妻それぞれ、(ウ)亡くなった人のみの組合せとなり、正解は2。
各選択肢の理由
1.(ア)「高く」は正しい。(イ)「主たる債務者」は誤りで、ペアローンでは夫と妻それぞれが債務者として控除を受けられる。(ウ)「ペアローンすべて」も誤りで、団信は各自のローンについて加入するため、返済されるのは亡くなった人のローン残高だけである。2か所が誤っているので不適切。
2.(ア)「高く」は正しい。契約が2本になり、諸経費も2本分かかる。(イ)「夫と妻それぞれ」も正しい。夫婦それぞれが債務者として住宅ローン控除を受けられる。(ウ)「亡くなった人のみ」も正しい。団信は各自のローンについて加入する。すべての空欄が正しいので、これが正解。
3.(ア)「安く」は誤りで、契約2本分の諸経費がかかるので収入合算型より高くなる。(イ)「主たる債務者」も誤りで、夫と妻それぞれが控除を受けられる。(ウ)「亡くなった人のみ」は正しい。2か所が誤っているので不適切。
4.(ア)「安く」は誤りで、諸経費は収入合算型より高くなる。(イ)「夫と妻それぞれ」は正しい。(ウ)「ペアローンすべて」は誤りで、団信は各自のローンについて加入するため、返済されるのは亡くなった人のローン残高だけである。2か所が誤っているので不適切。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 実技試験(資産設計提案業務)2024年5月試験。改行・空白を整え、図表がある設問では原典の該当箇所を画像で併記。