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2024年5月試験 実技 問9

法令基準日 2023-10-01

問題

下記<資料>は、岡さんが購入を検討している物件の登記事項証明書の一部である。この登記事項証明書等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないものとする。 <資料> 権 利 部(×××) (所有権に関する事項) 順位番号 登記の目的 受付年月日・受付番号 権利者その他の事項 1 所有権移転 平成24年11月15日 第×6224号 原因 平成24年11月15日売買 所有者 ××市××二丁目3番4号 大久保敏夫 権 利 部( A ) (所有権以外の権利に関する事項) 順位番号 登記の目的 受付年月日・受付番号 権利者その他の事項 1 抵当権設定 平成24年11月15日 第×6225号 原因 平成24年11月15日金銭消費貸借同日 設定 債権額 金3,500万円 利息 年×××%(年365日日割計算) 損害金 年×××%(年365日日割計算) 債務者 ××市××二丁目3番4号 大久保敏夫 抵当権者 ××区××一丁目2番3号 株式会社TN銀行

1.所有権以外の権利に関する事項が記載されている欄(A)は、権利部の乙区である。
2.大久保敏夫さんが株式会社TN銀行への債務を完済した場合の当該抵当権の登記は、自動的には抹 消されない。
3.岡さんが本物件を購入し、所有権移転登記が完了した場合、原則として、岡さんに対して登記識別 情報が通知される。
4.不動産登記には公信力があり、その内容が真実であると信じて取引した場合、原則として、法的に 保護される。
図表・資料の画像を見る

図表と資料の配置を原典の該当部分から表示しています。問題文は上のテキストで読めます。

2024年5月試験 実技 問9 の図表(原典PDF 8ページ)
公式模範解答を見る

4. 不動産登記には公信力があり、その内容が真実であると信じて取引した場合、原則として、法的に 保護される。

表記・単位・複数空欄の組合せは公式模範解答に合わせています。配点は協会非公表です。

解き方・判断の根拠

日本の不動産登記には公信力がない。登記内容を信じて取引しても、真実の権利関係と異なれば原則として法的に保護されない。よって4が最も不適切な記述であり、1~3はいずれも正しい記述である。

各選択肢の理由

1.所有権以外の権利に関する事項(抵当権設定など)は権利部乙区に記載される。資料の(A)は乙区であり正しい記述。

2.抵当権は債務完済によって自動的には抹消されず、別途抹消登記の申請が必要となる。正しい記述。

3.新たに所有権移転登記が完了すると、原則として登記名義人(岡さん)に登記識別情報が通知される。正しい記述。

4.日本の不動産登記には公信力がなく、登記内容を信じて取引しても当然には法的保護を受けられない。誤りの記述であり、これが正解。

出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 実技試験(資産設計提案業務)2024年5月試験。改行・空白を整え、図表がある設問では原典の該当箇所を画像で併記。