低圧用の機械器具の金属製外箱等には、電気設備技術基準の解釈第29条第1項によりD種接地工事を施すのが原則である。
令和6年度 下期 第二種電気工事士 学科 問22
D種接地工事を省略できないものは。ただし、電路には定格感度電流15mA, 動作時間0.1秒以下の電流動作型の漏電遮断器が取り付けられているものとする。
選択肢
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同条第2項は、次の各号のいずれかに該当する場合は第1項の規定によらないことができるとしており、第一号 交流の対地電圧が150V以下又は直流の使用電圧が300V以下の機械器具を乾燥した場所に施設する場合、第二号 低圧用の機械器具を乾燥した木製の床その他これに類する絶縁性のものの上で取り扱うように施設する場合、第五号 水気のある場所以外の場所に施設する低圧用の機械器具に電気を供給する電路に、定格感度電流15mA以下・動作時間0.1秒以下の電流動作型漏電遮断器を施設する場合、などが該当する。これとは別に、金属管そのものの接地は同解釈第159条第3項により、使用電圧300V以下で管の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合、又は使用電圧が直流300V若しくは交流対地電圧150V以下で管の長さが8m以下のものに簡易接触防護措置を施すとき若しくは乾燥した場所に施設するときは、省略できる。ロの三相200V誘導電動機の鉄台は対地電圧200Vであり第一号の対地電圧150V以下の要件に該当せず、かつ水気のある場所のコンクリートの床に施設されており第五号の水気のある場所を除く漏電遮断器による省略の要件にも該当しない。第二号の乾燥した木製の床等での取扱いにも該当しないため、D種接地工事を省略できない。
各選択肢の解説
- ア
乾燥した場所に施設する三相200V(対地電圧200V)動力配線の電線を収めた長さ3mの金属管
乾燥した場所に施設する三相200V配線を収めた長さ3mの金属管であり、管の長さが3m(4m以下)であるため、電気設備技術基準の解釈第159条第3項が定める使用電圧300V以下かつ管長4m以下で乾燥した場所に施設する省略条件に該当し、接地工事を省略できる。
- イ
水気のある場所のコンクリートの床に施設する三相200V(対地電圧200V)誘導電動機の鉄台
水気のある場所のコンクリートの床に施設する誘導電動機の鉄台であり、対地電圧200Vのため電気設備技術基準の解釈第29条第2項第一号の対地電圧150V以下の要件に該当せず、水気のある場所であるため同項第五号の漏電遮断器による省略要件にも該当せず、木製の床上での取扱いでもないため同項第二号にも該当しない。よってD種接地工事を省略できない。
- ウ
乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する三相200V(対地電圧200V)空気圧縮機の金属製外箱部分
乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する低圧用機械器具であり、電気設備技術基準の解釈第29条第2項第二号が定める省略条件に該当するため、接地工事を省略できる。
- エ
乾燥した場所に施設する単相3線式100/200V(対地電圧100V)配線の電線を収めた長さ7mの金属管
対地電圧100V(交流対地電圧150V以下)の配線を収めた金属管工事で、乾燥した場所に施設し管の長さが7m(8m以下)であるため、電気設備技術基準の解釈第159条第3項が定める交流対地電圧150V以下かつ管長8m以下で乾燥した場所に施設する省略条件に該当し、接地工事を省略できる。
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