金属管の太さは電線の被覆を含む占有断面積から選ぶ。
令和7年度 上期 第二種電気工事士 学科 問23
三相3線式200V回路の屋内配線を金属管工事により施設した場合に、適切なものは。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
農林水産省の公開技術資料では、直径2.0mmの600Vビニル絶縁電線(IV)の配線適用仕上外径を5mm、薄鋼電線管19の内断面積の32%を63mm²としている。3本の断面積をこの値で検算すると3×π×(5÷2)²≒58.9mm²で63mm²以下となり、イの管径で収められる。公式正答もイである。
各選択肢の解説
- ア
太さ2.0mmの600Vビニル絶縁電線3本を同一管内に収めるのに、太さ19mmの薄鋼電線管を用いた。
農林水産省公開資料の配線適用仕上外径5mmを用いると、2.0mm IV電線3本の被覆を含む断面積は約58.9mm²。同資料の薄鋼電線管19の32%断面積63mm²以下なので適切。
- イ
太さ31mmの薄鋼電線管の曲げ半径(内側)を管の内径の5倍にして曲げた。
国土交通省北海道開発局の金属管施工仕様では、曲げの内側半径を原則として管内径の6倍以上とする。5倍はこの仕様を下回るため不適切。
- ウ
電線に屋外用ビニル絶縁電線を使用した。
金属管工事に使用できる電線から屋外用ビニル絶縁電線(OW線)は除外されており、屋内の金属管工事に使用することは認められていないため不適切。
- エ
長さ6mの金属管を乾燥した場所に施設したので、管に施すD種接地工事を省略した。
国内の通常の三相3線式200V回路は対地電圧200Vであり、第159条の対地150V以下・管8m以下の省略例外は適用されない。乾燥場所だけで省略できるのは管の全長4m以下に限られ、6mの本肢は不適切。
分野「施工・法規・検査」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- 施工・法規・検査
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
施工・法規・検査 の他の問題
- 第二種電気工事士令和6年度 上期 学科 問21使用電圧200Vの三相電動機回路の施工方法で、不適切なものは。
- 第二種電気工事士令和6年度 上期 学科 問22ケーブル工事による低圧屋内配線で、ケーブルと弱電流電線の接近又は交差する箇所がa~dの4箇所あった。a~dのうちから適切なものを全て選んだ組合せとして、正しいものは。 a:弱電流電線と交差する箇所で接触していた。 b:弱電流電線と重なり合って接触している長さが3mあった。 c:弱…
- 第二種電気工事士令和6年度 上期 学科 問23硬質ポリ塩化ビニル電線管による合成樹脂管工事として、不適切なものは。
- 第二種電気工事士令和6年度 上期 学科 問24アナログ式回路計(電池内蔵)の回路抵抗測定に関する記述として、誤っているものは。
- 第二種電気工事士令和6年度 上期 学科 問25アナログ形絶縁抵抗計(電池内蔵)を用いた絶縁抵抗測定に関する記述として、誤っているものは。
他年度の「施工・法規・検査」問題
第二種電気工事士 の同じ分野を年度をまたいで演習する
第二種電気工事士 の学習ガイド
モバイル片手演習でIPA試験の隙間時間を稼ぐ|通勤・昼休み・待ち時間の活用
IPA試験対策をモバイル片手で進めるための具体的な工夫を解説。通勤電車・昼休み・待ち時間で 1 日 30 分を稼ぐためのアプリ設定・演習ルーティンを紹介します。
過去問の誤答ふりかえり3ステップ|浅い見直しで時間を捨てないために
過去問演習で誤答した時に『なぜ間違えたか』を 3 ステップで構造化して見直す手順を解説。原因分類・対策メモ・類題演習で、同じミスを 2 回しない学習設計を紹介します。
過去問演習を分散学習で最適化する|エビングハウスとライトナーシステムの実践
分散学習(spaced repetition)の理論を、IPA過去問演習に落とし込む実践手順を解説。ライトナーシステムの活用、復習タイミングの設計、過去問AIでの自動化方法を紹介します。
AI学習ツールと予備校・通信講座の使い分け|IPA試験の最適な組み合わせ
IPA試験対策はAIツール一択ではなく、予備校・通信講座との使い分けが鍵。それぞれの強み・弱みと、組み合わせるべき学習者のタイプ別パターンを解説します。