実効メモリアクセス時間は、「ヒット率 × キャッシュアクセス時間」と「ミス率 × (キャッシュアクセス時間 + 主記憶アクセス時間)」の合計で計算されます。主記憶アクセス時間をTとすると、キャッシュアクセス時間はT/30、ヒット率0.95、ミス率0.05なので、実効アクセス時間は (0.95 × T/30) + (0.05 × (T/30 + T)) = (0.95/30 + 0.05 × 31/30) × T ≈ 0.083 × T となります。
令和6年度 秋期 高度試験共通 午前I 問4
キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で、ヒット率が95%のとき、実効メモリアクセス時間は、主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- ア
0.03
誤りです。0.03は、キャッシュのアクセス時間1/30≒0.033だけ、またはヒット分0.95×1/30≒0.032だけを見た値で、ミス時に主記憶へアクセスする時間を落としています。ミス率5%ぶんの主記憶アクセス0.05×1を加えると、0.95/30+0.05≒0.082で約0.08倍になります。
- イ
0.08
正しいです。主記憶のアクセス時間を1とすると、キャッシュは1/30、ヒット率は0.95、ミス率は0.05です。実効アクセス時間は0.95×1/30+0.05×1≒0.0317+0.05≒0.082で、約0.08倍です。ミス時にもキャッシュのアクセス時間を足す前提で計算しても0.083となり、答えは同じ約0.08倍です。
- ウ
0.37
誤りです。ヒット率をhとすると、実効アクセス時間はh×1/30+(1−h)×1です。これが0.37倍になるのはヒット率が約65%(ミス率が約35%)のときです。ヒット率95%ではミスは5%しかないので、0.95/30+0.05≒0.08倍になり、0.37倍にはなりません。
- エ
0.95
誤りです。0.95はヒット率そのものであり、アクセス時間の倍率ではありません。アクセスの95%は主記憶の1/30の時間で済むので、実効アクセス時間は主記憶よりずっと短くなります。正しくは0.95×1/30+0.05×1≒0.082で、約0.08倍です。
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- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
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