VLIW(Very Long Instruction Word)は、コンパイラの段階で複数の独立した命令を一つの長い命令語としてまとめ、プロセッサがそれを同時に実行する方式です。この方法により、命令レベルの並列性を活用して処理の高速化を図ります。
令和7年度 秋期 高度試験共通 午前I 問4
プロセッサの高速化技法の一つとして、同時に実行可能な複数の動作を、コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし、高速化を図る方式はどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- ア
CISC
誤りです。CISC(Complex Instruction Set Computer)は、可変長で高機能な命令を多数そろえ、多くはマイクロプログラムで実行する設計方式です。1命令で複雑な処理をこなすことに主眼があり、コンパイラが並列に実行できる動作を集めて1つの長い命令にする方式ではありません。問題文の方式に当たるのはVLIWです。
- イ
MIMD
誤りです。MIMD(Multiple Instruction stream, Multiple Data stream)はフリンの分類の一つです。複数のプロセッサが、それぞれ別の命令列で別のデータを並行して処理するマルチプロセッサ構成を指します。コンパイル時に命令を1語にまとめる技法ではありません。この技法を指すのはVLIWです。
- ウ
RISC
誤りです。RISC(Reduced Instruction Set Computer)は、命令を単純な固定長のものに絞り、ワイヤードロジックとパイプラインで1命令を短いサイクルで実行する設計方式です。複数の動作をコンパイラが1つの複合命令にまとめる方式ではありません。それを行うのはVLIWです。
- エ
VLIW
正しいです。VLIW(Very Long Instruction Word)は、互いに依存しない複数の演算を、コンパイラが静的にスケジューリングして1つの長い命令語に詰め込む方式です。プロセッサはそれを複数の演算器で同時に実行します。並列性の検出をハードウェアではなくコンパイラが担うのが特徴です。
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- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
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