ページング方式は、メモリを固定長のページに分割するため、論理アドレス空間を物理メモリ上の不連続な領域に割り当てることができます。この方式では、メモリの空き領域が細かく分散していても有効に利用できるため、セグメンテーション方式で発生する可能性のある外部断片化を回避できます。
令和6年度 秋期 高度試験共通 午前I 問6
仮想記憶方式において、セグメンテーション方式と比較した場合のページング方式の長所はどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- ア
記憶領域へのアクセス保護を論理的な単位で行うことができる。
誤りです。コード、データ、スタックのような論理的な単位でアクセス保護を設定できるのは、セグメンテーション方式の長所です。ページング方式は、プログラムの意味とは関係なく固定長のページに分けるため、論理的な単位で保護しにくくなります。
- イ
記憶領域をプログラム間で容易に共用することができる。
誤りです。サブルーチンやデータ領域などの論理的な単位で共用しやすいのは、セグメンテーション方式の長所です。セグメント単位で共有を設定すればよいためです。ページング方式では、共有したい領域が固定長ページの境界とそろわないことがあり、容易に共用できるとはいえません。
- ウ
実行時に記憶領域の大きさを動的に変えることができる。
誤りです。実行時に領域の大きさを変えられるのは、可変長のセグメントを使うセグメンテーション方式の特徴です。スタックやデータ領域のセグメントを伸縮できます。ページング方式ではページサイズが固定なので、領域の大きさを動的に変える柔軟性はページングの長所ではありません。
- エ
主記憶の外部断片化が発生しない。
正しいです。ページング方式では、主記憶を固定長のページ枠に分け、どの空きページ枠にもページを割り当てられます。可変長セグメントを配置するときのように、間に使えない小さな空きが残る外部断片化は起きません。ただし、ページ内に使われない部分が残る内部断片化は起こり得ます。
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