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診療放射線技師第77回(2025年実施)午前問 29

第77回(2025年実施) 診療放射線技師 午前 問29

難度標準

電子線のR50 で正しいのはどれか。

選択肢

解説

結論 → 詳細 の 2 層構成

展開
結論Layer 1

公式正答は2。

詳細Layer 2
展開

R50は電子線の線質指標で、水中の下降側で吸収線量が最大値の50%となる深さを表し、校正深の計算に用いる。IAEA TRS-398では校正深を0.6R50−0.1 g/cm²とする。肢3の『PDDから直接』には注意が必要で、電離箱で測定した電離量曲線は線量曲線へ変換して扱う。一方、適切な線量曲線としてのPDDから50%深を読むこと自体は定義に合うため、PDDとR50が無関係だという理由で肢3を否定してはいけない。本問では公式正答2を採用し、この定義上の注意点を区別する。

各選択肢の解説

1

単位はg/m である。

R50は深さを表す線質指標で、密度を含めた質量厚としてg/cm²を用いる。g/mはその単位ではない。

2

校正深の計算に必要である。

正しい。電子線の水吸収線量測定に用いる校正深(基準深)はR50から計算する。IAEA TRS-398の式ではzref=0.6R50−0.1 g/cm²である。

3

PDD から直接求めることができる。

本問の公式正答には含まれない。電離箱が測る電離量の百分率曲線を、そのまま線量のPDDとして読むことはできず、阻止能比などを考慮する必要がある。ただし、線量曲線として正しく得たPDDの下降側50%深はR50の定義と一致する。原文を『PDDからは原理上求められない』と一般化しない。

4

質量エネルギー吸収係数を意味する。

質量エネルギー吸収係数は光子のエネルギー吸収に関する係数である。R50は電子線の深部線量分布に基づく深さであり、意味が異なる。

5

測定の基準条件はエネルギーに関わらず照射野サイズ10 cm × 10 cmである。

R50の測定では高エネルギー側で大きな照射野を必要とする。IAEA TRS-398ではR50が7 g/cm²以下なら少なくとも10 cm×10 cm、7 g/cm²を超える場合は原則として少なくとも20 cm×20 cmとする。エネルギーに関わらず10 cm×10 cmとはいえない。

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解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:厚生労働省「第77回診療放射線技師国家試験」午前 問29(問題・正答)。解説は独自作成です。

制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。

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