温熱療法は細胞への熱損傷に加え、放射線による亜致死損傷の修復を抑制することなどにより放射線治療の効果を高める。
第78回(2026年実施) 診療放射線技師 午後 問59
がんに対する温熱療法で正しいのはどれか。
選択肢
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放射線抵抗性を示しやすい低酸素環境やS期の細胞にも効果を期待できる。ヒートショック蛋白はむしろ温熱耐性の形成に関与する。
各選択肢の解説
- 1
30~35 ℃の加温で熱凝固が起こる。
誤り。30〜35℃は熱凝固を起こす温度ではない。温熱療法の加温と、高温で組織を凝固させる熱焼灼も区別する。
- 2
ヒートショック蛋白は温熱耐性を抑制する。
誤り。ヒートショック蛋白は熱で損傷した蛋白の保護などに働き、温熱耐性の形成に関与する。耐性を抑えるという説明は逆である。
- 3
S 期よりもM 期にある細胞の感受性が高い。
誤り。温熱ではS期の細胞に高い感受性がみられる。放射線で感受性が高いM期の性質と混同しない。
- 4
低酸素細胞よりも酸素に富む細胞に効果的である。
誤り。温熱は放射線抵抗性の低酸素細胞にも有効であり、酸素に富む細胞により効果的とする記述は適切でない。
- 5
放射線照射による亜致死損傷からの回復を抑制する。
正しい。温熱は放射線による亜致死損傷の修復を抑制し、併用時の増感作用に関与する。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第78回診療放射線技師国家試験」午後 問59(問題・正答)。解説は独自作成です。
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