正解は(4)。
令和7年度 関西広域連合 登録販売者 学科 問41
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを選べ。
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿
でときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、
排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩
こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れに適すとされる。
選択肢
解説
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「疲れやすく四肢が冷えやすい」「尿量減少又は多尿」「高齢者のかすみ目」「軽い尿漏れ」という効能の記述から処方名を選ぶ問題。手引きの泌尿器用薬の項にある八味地黄丸の記述とそのまま一致するので、正答は(4)である。
各選択肢の解説
- (1)
芎帰膠艾湯
不正解。芎帰膠艾湯は痔疾用薬の漢方で、体力中等度以下で冷え症、出血傾向があり胃腸障害のないものの痔出血、貧血、月経過多・不正出血、皮下出血に用いる。排尿の症状やかすみ目は効能に含まれない。
- (2)
乙字湯
不正解。乙字湯は体力中等度以上で、大便がかたく便秘傾向のあるものの痔核、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に用いる痔疾用の漢方である。体力が中等度以下で冷えがあるという設問の「しばり」とも合わない。
- (3)
竜胆瀉肝湯
不正解。竜胆瀉肝湯は体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ、頻尿に用いる。体力の区分も症状も設問と異なり、かすみ目や下肢痛は効能にない。
- (4)
八味地黄丸
正解。八味地黄丸は、体力中等度以下で疲れやすく四肢が冷えやすいものの下肢痛・腰痛・しびれ、高齢者のかすみ目、排尿困難・夜間尿・頻尿、軽い尿漏れ等に適すとされ、設問文と一致する。胃腸の弱い人や、のぼせが強く体力の充実した人には不向きとされる。
- (5)
苓桂朮甘湯
不正解。苓桂朮甘湯は強心薬の項の漢方で、体力中等度以下でめまい・ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの立ちくらみ、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ等に用いる。主に利尿作用で水毒の排出を促すもので、泌尿器の症状向けではない。
分野「主な医薬品とその作用」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- 泌尿器用薬(漢方処方製剤)
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