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薬剤師令和7年度薬学理論問題問 157

令和7年度 薬剤師 薬学理論問題 問157

難度標準

問156−157 63歳男性。慢性心不全と診断され、治療中である。その他の既往歴及び常用薬はない。

服薬は正しく継続され、副作用もみられなかったが、1ケ月前から労作時の息切れが徐々に増悪するようになった。2~3日前からは安静時にも息苦しさを自覚するようになり、昨夜突然、強い咳を伴った呼吸困難が出現したため救急搬送された。下肢に浮腫が認められ、血圧は88/60 mmHgであった。心臓超音波検査を行ったところ、左室駆出率(LVEF)は30%に低下していた。さらに、胸部X線検査により肺うっ血と軽度な心拡大の所見が認められ、慢性心不全の急性増悪と診断され入院となった。この患者の来院時の病態及び症状に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

選択肢

正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)

解説

結論 → 詳細 の 2 層構成

展開
結論Layer 1

慢性心不全の急性増悪で、LVEF 30%への低下、肺うっ血、下肢浮腫、血圧低下がみられる病態である。

詳細Layer 2
展開

心室壁の伸展により心房・心室からのナトリウム利尿ペプチド(ANP・BNP)の分泌が亢進する(選択肢2)。また、仰臥位では下肢などから静脈還流が増えて肺うっ血が増悪するため、呼吸困難は起坐位より仰臥位で強くなる(選択肢4=起坐呼吸)。

各選択肢の解説

1

右心機能は正常である。

誤り。下肢の浮腫は体静脈系のうっ血を示唆し、右心機能も低下していると考えられる。右心機能が正常とはいえない。

2

心臓からのナトリウム利尿ペプチドの分泌が亢進している。

正しい。心室・心房への容量負荷と壁伸展により、ANPやBNPの分泌が亢進する。

3

心電図でST上昇が認められる。

誤り。ST上昇は急性心筋梗塞などで認められる所見である。本症例の条件に心筋梗塞を示す記載はなく、心不全の急性増悪の病態からST上昇が認められるとはいえない。

4

呼吸症状は、起坐位よりも仰臥位で増悪する。

正しい。仰臥位では静脈還流が増加し肺うっ血が強まるため、仰臥位で呼吸困難が増悪し、起坐位で軽減する。

5

尿量は増加している可能性が高い。

誤り。心拍出量が低下し腎血流量も低下するため、尿量はむしろ減少している可能性が高い。体液貯留が進んで浮腫を生じている。

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解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:厚生労働省「第110回薬剤師国家試験」一般問題(薬学理論問題) 問157(問題・最終正答)。原文・選択肢は出典照合済み。解説は過去問AIが独自作成。

制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。

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