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中小企業診断士令和8年度企業経営理論問 1

令和8年度 中小企業診断士 企業経営理論 問1

難度やや易

第1問企業の内部環境分析の1つであるVRIO 分析の考え方に基づく、ある企業の持つ経営資源の評価に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

解説

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VRIOは価値・希少性・模倣困難性・組織の四条件を順に評価する。すべて満たす資源が持続的競争優位の源泉となる。

各選択肢の解説

ア

業界トップのブランド力を有し、他社がそれを模倣するのは極めて困難である。また、その利用体制も組織的に整備されており、当該ブランドを冠する製品やサービスは顧客の支払意思額を高めている。この場合、そのブランドは企業に対して「持続的な競争優位」をもたらすと評価される。

正しい。顧客価値、希少なトップブランド、模倣困難性、活用体制の四条件がそろう。

イ

現時点でそのノウハウの商業的な利用機会は見いだせず、将来においても経済的な価値創出を期待することができない。しかし、長年の試行錯誤や人間関係によって築かれ、組織的な活用体制も整えられており、他社による模倣が事実上困難なノウハウである。この場合、そのノウハウは企業に対して「持続的な競争優位」をもたらすと評価される。

価値を生み出せない資源は、希少で模倣困難でも競争優位にならない。

ウ

顧客に提供する価値の源泉となっており、現時点では他社が保有していない希少な技術である。組織的な活用体制も構築されている。しかし、近い将来に、代替手段が低コストで利用可能となる見込みが高い。この場合、その技術は企業に対して「競争劣位」をもたらすと評価される。

代替手段の出現は優位の持続性を損なうが、現在価値を生む技術を直ちに競争劣位とはいえない。

エ

製品化に不可欠な原材料であり、それを投入することで顧客ニーズを的確に捉え売上向上に寄与している。しかし、他社も同様の原材料を容易に入手し活用している。この場合、その原材料は企業に対して「一時的な競争優位」をもたらすと評価される。

他社も容易に使える原材料は希少ではなく競争均衡にとどまる。

オ

その業界では代表的なサプライヤーから調達可能であり、自社を含む多くの企業が同等の設備を既に導入している。しかし、その設備は当該製品の生産に不可欠であり、組織的な利用体制も整っている。この場合、その設備は企業に対して「競争劣位」をもたらすと評価される。

他社も保有する設備は競争均衡であり、競争劣位ではない。

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解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 中小企業診断士第1次試験 C 企業経営理論」

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