事業間資源の共用は全社価値を高め得る一方、各事業の自由度や部分最適を犠牲にする場合がある。
令和8年度 中小企業診断士 企業経営理論 問3
第3問シナジーに関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
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正答の根拠:
ウ:正しい。全社の資源共用を優先すると個別事業の最適策を採れない場合がある。
各選択肢の解説
- ア
経営シナジーとは、企業にとって未知で新規の事業領域に進出した場合に発揮される、経営陣の起業家精神による正の効果のことである。
経営シナジーは経営能力の共有などによる効果であり、未知分野への進出や起業家精神そのものを指さない。
- イ
財務シナジーとは、多角化によって企業価値が低下してしまう負の効果のことである。
財務シナジーは資金調達や資金配分の効率化等の正の効果である。
- ウ
事業間のシナジーを追求すると全社的な全体最適を優先することになり、結果的に事業ごとの部分最適を損なうことがある。
正しい。全社の資源共用を優先すると個別事業の最適策を採れない場合がある。
- エ
シナジーによるコスト低減効果は、販売ではなく生産・操業において発生する。
販売網やブランドの共用でも販売面のシナジーやコスト削減が生じる。
- オ
シナジーの機会費用とは、資源の共用が活動間の調整を伴う場合に発生する時間と労力のことを指している。
機会費用は資源共用のために断念した最善の代替利用の価値であり、調整に使う時間・労力そのものではない。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 中小企業診断士第1次試験 C 企業経営理論」
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