耐候性鋼橋では、桁端部などの局部的に環境の悪い箇所が橋全体の耐久性を左右する。そうした箇所に塗装等の防食を併用して耐久性を均一化する検討は適当であり、これが正答である。
令和8年度 7月試験 1級土木施工管理技士 問題A 問23
難度
標準
耐候性鋼橋に関する記述のうち,適当なものはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- ア
耐候性鋼橋に用いる耐候性鋼材は,鋼材表面に緻密な錆層を形成させ,これが鋼材表面を保護することで鋼材の腐食による板厚減少を促進させるものである。
誤りである。耐候性鋼材は表面に緻密な保護性錆を形成させ、その後の腐食の進行を抑える鋼材である。板厚減少を「促進」するのではなく「抑制」するものである。
- イ
耐候性鋼橋に用いる高力ボルトは,主要構造部材と同等以上の耐候性能を有するステンレスボルトを使用する。
誤りである。耐候性鋼橋の高力ボルトには、母材と同等以上の耐候性をもつ耐候性鋼用の高力ボルトを用いるのが一般的である。ステンレスボルトを使用するとした点が適当でない。
- ウ
耐候性鋼橋全体の腐食に対する耐久性を均一化するため,環境条件の悪い桁端部に塗装等の防食法を施す検討を行う。
正しい記述である。桁端部は漏水や滞水、湿気の滞留などで保護性錆が形成されにくく、腐食が進みやすい。塗装等の防食法を部分的に併用し、橋全体の耐久性を均一化する検討が行われる。
- エ
耐候性鋼橋の施工管理における付着塩分量の検査は,補修作業ができる状態にある製作完了時点のみで実施する。
誤りである。付着塩分は製作後の保管、輸送、架設の過程でも付着しうる。製作完了時だけでなく、架設完了時などにも検査を行う必要がある。製作完了時点のみとした点が適当でない。
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- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- 耐候性鋼橋
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