(a)より Vc = 161464.1 + j11856.4 [V]。
令和6年度 下期 第三種電気主任技術者 電力 問16(b)
図1のようなT形回路(1相分)があり,抵抗 r=20 Ω,リアクタンス x=80 Ω,アドミタンス Y=0.0007 S である。Vr1=150 kV,Ir=400 A,負荷の力率(遅れ) cosθr=√3/2 のとき,次の(a)及び(b)の問に答えよ。
(b) Vs1[kV]として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
並列アドミタンスに流れる電流は Ic = Y·Vc = 0.0007 × (161464.1 + j11856.4)。Y は容量性サセプタンス(コンデンサ記号)なので Y = j0.0007 S とすると、Ic = j113.02 − 8.30 = −8.30 + j113.02 [A]。送電端電流は Is = Ir + Ic = (346.41 − 8.30) + j(−200 + 113.02) = 338.11 − j86.98 [A]。送電端電圧は Vs1 = Vc + (Z/2)·Is。(10 + j40)(338.11 − j86.98) = 3381.1 − j869.8 + j13524.4 + 3479.2 = 6860.3 + j12654.6。よって Vs1 = 161464.1 + 6860.3 + j(11856.4 + 12654.6) = 168324.4 + j24511.0 [V]。|Vs1| = √(168324.4² + 24511²) ≒ √(2.8333×10¹⁰ + 6.008×10⁸) ≒ 1.701×10⁵ V ≒ 170.1 kV。したがって(4)。
各選択肢の解説
- (1)
145.9
145.9 kV は計算値 170.1 kV より約 24.2 kV 小さく、一致しない。
- (2)
155.4
155.4 kV は計算値 170.1 kV より約 14.7 kV 小さく、一致しない。
- (3)
160.6
160.6 kV は計算値 170.1 kV より約 9.5 kV 小さく、一致しない。
- (4)
170.1
上記の計算で |Vs1| = 170.1 kV となり、これが正解である。
- (5)
180.7
180.7 kV は計算値 170.1 kV より約 10.6 kV 大きく、一致しない。
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