減速比 6 なので、負荷の回転速度は電動機の 1/6 になる。
令和6年度 下期 第三種電気主任技術者 機械 問11
図に示すように、電動機が減速機と組み合わされて負荷を駆動している。このときの電動機の回転速度 nm が 1 200 min⁻¹、トルク Tm が 100 N·m であった。減速機の減速比が 6、効率が 0.96 のとき、負荷の回転速度 nL [min⁻¹]、軸トルク TL [N·m] 及び軸入力 PL [kW] の値として、最も近いものを組み合わせたのは次のうちどれか。

選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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nL = 1 200 / 6 = 200 min⁻¹。電動機の出力は Pm = 2π × (1 200/60) × 100 = 2π × 20 × 100 ≒ 12 566 W。減速機の効率が 0.96 なので、負荷側の軸出力は PL = 0.96 × 12 566 ≒ 12 064 W ≒ 12.1 kW。負荷の軸トルクは TL = PL / (2π × nL/60) = 12 064 / (2π × 200/60) = 12 064 / 20.944 ≒ 576 N·m。これは TL = 減速比 × 効率 × Tm = 6 × 0.96 × 100 = 576 N·m とも一致する。したがって nL = 200 min⁻¹、TL = 576 N·m、PL ≒ 12.1 kW で、選択肢(2)が正しい。
各選択肢の解説
- (1)
nL = 200 min⁻¹、TL = 16.0 N·m、PL = 12.1 kW
nL=200 min⁻¹とPL≈12.1 kWは正しいが,TL=16.0 N·mは効率0.96を掛けたうえで減速比6で割る0.96×100/6=16.0という誤算に一致する。実際は6倍して576 N·m。もしTL=16.0なら出力は2π×(200/60)×16.0≈335 W≈0.34 kWとなり,12.1 kWと矛盾する。
- (2)
nL = 200 min⁻¹、TL = 576 N·m、PL = 12.1 kW
nL = 1 200/6 = 200 min⁻¹、TL = 6 × 0.96 × 100 = 576 N·m、PL = 2π × (200/60) × 576 ≒ 12 064 W ≒ 12.1 kW となり、3 値とも計算結果と一致する。正しい。
- (3)
nL = 7 200 min⁻¹、TL = 576 N·m、PL = 4 147 kW
nL = 7 200 min⁻¹ は 1 200 × 6 で、増速としてしまった誤り。減速比 6 なら回転速度は 1/6 の 200 min⁻¹ になる。TL = 576 N·m は正しいが、PL = 4 147 kW も誤り。電動機出力が約 12.6 kW なので、減速機を通した出力がこの値になることはない。
- (4)
nL = 7 200 min⁻¹、TL = 16.0 N·m、PL = 12.1 kW
nL = 7 200 min⁻¹ は増速としてしまった誤り。TL = 16.0 N·m も誤りで、減速では回転速度が下がる代わりにトルクが増える。PL = 12.1 kW だけは正しいが、nL と TL の組が合っていない。
- (5)
nL = 7 200 min⁻¹、TL = 16.0 N·m、PL = 4 147 kW
nL = 7 200 min⁻¹ は減速を増速と取り違えた誤り。TL = 16.0 N·m も誤り。PL = 4 147 kW も、電動機出力約 12.6 kW より桁違いに大きく、エネルギー保存に反する。3 値とも誤り。
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- 何が問われるか
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