本問は、法規科目の注意書き(注3)により、令和7年4月1日現在効力のある「電気設備の技術基準の解釈」に基づいて作成されている。同日時点で効力のある解釈は、令和6年10月22日施行の改正(20241004保局第1号)を反映した版である(その次の改正である20251104保局第2号の施行は令和7年11月20日)。
令和7年度 下期 第三種電気主任技術者 法規 問6
次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」における、高圧屋側電線路を施設する場合の記述の一部である。
高圧屋側電線路は、次により施設すること。
a)(ア)場所に施設すること。
b)電線は、(イ)であること。
c)(イ)には、接触防護措置を施すこと。
d)(イ)を造営材の側面又は下面に沿って取り付ける場合は、(イ)の支持点間の距離を(ウ)m(垂直に取り付ける場合は、(エ)m)以下とし、かつ、その被覆を損傷しないように取り付けること。
上記の記述中の空白箇所(ア)〜(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
同版の第111条(高圧屋側電線路の施設)第2項は、高圧屋側電線路の施設方法を各号で定めている。本問に関係する号は次のとおりである(抜粋)。
・第一号 展開した場所に施設すること。→(ア)展開した
・第三号 電線は、ケーブルであること。→(イ)ケーブル
・第四号 ケーブルには、接触防護措置を施すこと。
・第五号 ケーブルを造営材の側面又は下面に沿って取り付ける場合は、ケーブルの支持点間の距離を2m(垂直に取り付ける場合は、6m)以下とし、かつ、その被覆を損傷しないように取り付けること。→(ウ)2、(エ)6
補足Layer 3展開閉じる
同項にはこのほか、第二号(第145条第2項の規定に準じて施設すること)、第六号(ケーブルをちょう架用線にちょう架して施設する場合)、第七号(ケーブルを収める防護装置の金属製部分等の接地工事)が定められている。
したがって、(ア)展開した、(イ)ケーブル、(ウ)2、(エ)6 の組合せである(2)が正しい。
覚え方のポイント:高圧屋側電線路は「展開した場所」「電線はケーブル」「支持点間 2m(垂直 6m)以下」の3点をセットで押さえる。
各選択肢の解説
- (1)
(ア)点検できる隠蔽 (イ)ケーブル (ウ)1.5 (エ)5
誤り。(イ)ケーブルは正しいが、第111条第2項第一号により施設場所は「展開した」場所であり、(ア)「点検できる隠蔽」は誤り。また同項第五号により支持点間距離は(ウ)2m、(エ)6mであり、1.5m・5mは誤り。
- (2)
(ア)展開した (イ)ケーブル (ウ)2 (エ)6
正しい。(ア)展開した(第一号)、(イ)ケーブル(第三号・第四号・第五号)、(ウ)2、(エ)6(第五号)のすべてが第111条第2項の規定と一致する。
- (3)
(ア)展開した (イ)絶縁電線 (ウ)2.5 (エ)6
誤り。(ア)展開した、(エ)6は正しいが、第111条第2項第三号により電線はケーブルであるため(イ)絶縁電線は誤り。また同項第五号により(ウ)は2mであり、2.5mは誤り。
- (4)
(ア)点検できる隠蔽 (イ)絶縁電線 (ウ)1.5 (エ)4
誤り。第111条第2項により(ア)は「展開した」場所、(イ)は「ケーブル」、(ウ)は2m、(エ)は6mであり、本肢は四つの語句・数値すべてが規定と異なる。
- (5)
(ア)展開した (イ)ケーブル (ウ)2 (エ)10
誤り。(ア)展開した、(イ)ケーブル、(ウ)2は正しいが、第111条第2項第五号により垂直に取り付ける場合の支持点間距離(エ)は6m以下であり、10mは誤り。
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