妄想の種類ごとの定義を区別できるかを問う問題。
令和7年度 介護福祉士 学科 問81
次の記述のうち,認知症(dementia)のある人にみられる妄想の説明として,最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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身体的な病気がないのに重い病気だと確信するのは心気妄想であり、5が正答。他の肢は、もの盗られ妄想・嫉妬妄想・カプグラ症候群などの名称と内容が入れ替えられている。
各選択肢の解説
- 1
自分でしまい忘れた物が見つからず,誰かが盗んだと思い込むのは,嫉妬妄想である。
しまい忘れた物を誰かに盗まれたと思い込むのは「もの盗られ妄想」で、アルツハイマー型認知症の初期によくみられる。嫉妬妄想は配偶者の浮気を確信する妄想なので、名称と内容が合わない。
- 2
孫と会って話をしたにもかかわらず,孫にずっと会わせてもらえていないと主張するのは,カプグラ症候群である。
会ったこと自体を忘れて「会わせてもらえない」と言うのは、近時記憶の障害によるものと考えられる。カプグラ症候群は身近な人が偽物に入れ替わったと確信する妄想であり、この肢の説明には当たらない。
- 3
介護支援専門員(ケアマネジャー)と妻が話しているのを見て,妻の浮気相手だと思い込むのは,幻の同居人である。
妻と話している人を浮気相手だと思い込むのは嫉妬妄想である。幻の同居人は、家の中に誰かが住みついていると確信する症状で、この肢の内容とは異なる。
- 4
家族など身近な人がよく似た偽物と入れ替わっていると主張するのは,被害妄想である。
身近な人がそっくりな偽物に入れ替わっていると主張するのはカプグラ症候群(替え玉妄想)で、レビー小体型認知症でよくみられる。被害妄想は、他人から危害や嫌がらせを受けていると思い込む妄想である。
- 5
身体的疾患がないにもかかわらず,自分が病気だと思い込むのは,心気妄想である。
身体的な疾患がないのに、自分は重い病気にかかっていると確信して訂正できないのが心気妄想である。高齢者のうつ状態や認知症でみられることがあり、説明として適切である。
出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター 第38回(令和7年度)介護福祉士国家試験 問題81。解説は過去問AIが独自に作成したもので、公益財団法人社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。
分野「認知症の理解」の学習ポイント
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- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
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- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
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