アウトラインフォントは、文字の輪郭を直線や曲線の情報として保持し、表示するサイズに合わせて描画します。
令和6年度 春期 高度試験共通 午前I 問8
ビットマップフォントよりも、アウトラインフォントの利用が適している場合はどれか。
選択肢
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このため拡大しても元の画素の角が目立つような劣化を抑えられ、任意の倍率で表示するエが適しています。ビットマップフォントは特定サイズの点の配置を保持するので、そのサイズでの表示は簡単ですが、大幅な拡大には不向きです。漢字の有無や等幅かどうかは両形式で実現できるため、アやイは形式を選ぶ決め手ではありません。
各選択肢の解説
- ア
英数字だけでなく、漢字も表示する。
誤りです。漢字は、16×16ドットや24×24ドットなどのビットマップフォントで昔から表示されてきました。アウトラインフォントでも表示できます。英数字か漢字かという文字種は、方式を選ぶ決め手になりません。アウトラインフォントが適するのは、文字を任意の倍率に拡大・縮小して表示する場合です。
- イ
各文字の幅を一定にして表示する。
誤りです。各文字の幅を一定にする等幅表示は、ビットマップフォントでもアウトラインフォントでも実現できます。例えば、等幅のアウトラインフォントがあります。文字幅の固定・可変は字送りの設計であり、字形の保持方式では決まりません。アウトラインフォントが適するのは、文字を任意の倍率で拡大表示する場合です。
- ウ
画面上にできるだけ高速に表示する。
誤りです。アウトラインフォントは、表示のたびに直線や曲線の輪郭データを指定サイズでラスタライズする計算が必要です。ビットマップフォントはドットパターンをそのまま転送するだけです。高速な表示を重視する場合は、むしろビットマップフォントが有利です。
- エ
文字を任意の倍率に拡大して表示する。
正しいです。アウトラインフォントは、文字の輪郭を座標と直線・ベジェ曲線などで保持し、表示サイズに合わせて描画します。そのため、任意の倍率に拡大しても輪郭が滑らかなままです。ビットマップフォントを拡大すると、ドットが拡大されて輪郭がギザギザになります。
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