共沈法は、目的核種を溶解度積の小さい沈殿(担体)に取り込ませて分離する方法で、溶解度積の法則を利用する。他の肢は、それぞれ別の分離法の原理の説明である。
第77回(2025年実施) 診療放射線技師 午前 問11
放射性核種の分離法で正しいのはどれか。
選択肢
解説
解説本文
展開閉じる
解説
解説本文
各選択肢の解説
- 1
共沈法は溶解度積の法則を利用する。
正しい。共沈法は、沈殿生成(溶解度積を超えること)に伴って微量の放射性核種が沈殿に取り込まれる現象を利用する。
- 2
電気泳動法はイオン化傾向の差を利用する。
誤り。電気泳動法は、イオンの電荷や大きさによる移動度の差を利用する。イオン化傾向の差を利用するわけではない。
- 3
ラジオコロイド法はイオン交換樹脂によるろ過を利用する。
誤り。ラジオコロイド法は、放射性核種がコロイドを形成することを利用し、ろ過や遠心で分離する。イオン交換樹脂によるろ過は原理が異なる。
- 4
電気化学的分離法はイオン交換体の分布係数の違いを利用する。
誤り。電気化学的分離法は、電極電位(イオン化傾向)の差を利用して電極上に析出させる方法である。分布係数の違いを利用するのはイオン交換法や溶媒抽出法である。
- 5
Szilard-Chalmers〈ジラード・チャルマー〉法ではRf 値の違いを利用する。
誤り。Szilard-Chalmers法は、核反応(主に(n,γ)反応)の反跳エネルギーによる化学結合の切断で生じた化学形の変化を利用して分離する。Rf値はクロマトグラフィーの指標である。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第77回診療放射線技師国家試験」午前 問11(問題・正答)。解説は独自作成です。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
午前 の他の問題
他年度の「午前」問題
診療放射線技師 の同じ分野を年度をまたいで演習する