ソマトスタチン受容体シンチグラフィでは、ソマトスタチンの類似物質を放射性同位元素で標識した薬剤を使います。
第77回(2025年実施) 診療放射線技師 午後 問20
ソマトスタチン受容体シンチグラフィで正しいのはどれか。2 つ選べ。
選択肢
正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)
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この薬剤が受容体を多く持つ神経内分泌腫瘍に集まることを利用して、病変を描き出します。わが国では111In標識ペンテトレオチドが使われています。薬剤は主に腎臓から尿中に排泄されるため、撮影の直前に排尿して膀胱の放射能を減らし、骨盤部の病変を見やすくします。したがって2と3が正しいです(公式正答2・3)。
各選択肢の解説
- 1
標識核種は123I である。
誤り。標識核種は111In(111In-ペンテトレオチド)です。123Iは、MIBGシンチグラフィなどで使われる核種です。
- 2
撮影直前に排尿を行う。
正しい。薬剤は尿中に排泄され、膀胱にたまります。撮影直前に排尿すると膀胱の放射能が減り、骨盤部の病変を評価しやすくなります。
- 3
神経内分泌腫瘍に集積する。
正しい。神経内分泌腫瘍(膵・消化管の神経内分泌腫瘍、カルチノイドなど)はソマトスタチン受容体を多く持つため、薬剤が集積します。
- 4
高分化腫瘍では低分化腫瘍より集積が低い。
誤り。高分化の腫瘍ほどソマトスタチン受容体を多く持つため、集積は高くなります。低分化の腫瘍では受容体が少なく、集積は低くなる傾向です。
- 5
消化管の生理的集積は後期像より早期像で頻度が高い。
誤り。薬剤は主に尿路から排泄されますが、少量の肝胆道排泄もあり、遅延像で腸管の生理的集積が問題となることがあります。24時間像で腫瘍と腸管集積を区別しにくい場合は48時間像も用います。早期像の方が生理的集積の頻度が高いという記述は適切ではありません。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第77回診療放射線技師国家試験」午後 問20(問題・正答)。解説は独自作成です。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
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