OS-EM(ordered subset expectation maximization)法は、投影データをサブセットに分けてML-EM法の更新を繰り返す逐次近似画像再構成法です。
第78回(2026年実施) 診療放射線技師 午後 問12
OS-EM法で正しいのはどれか。
選択肢
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FBP法では、膀胱などの高集積(高カウント)部位から放射状にストリークアーチファクトが生じやすくなります。OS-EM法は計測データと推定投影の比較を反復するため、このストリークアーチファクトが少なくなります。正解は5です。
各選択肢の解説
- 1
負の画素値を生じる。
誤り。EM系アルゴリズムは乗算型の更新式を用いるため、正の初期画像から始めれば画素値は負になりません(非負性)。負の値が生じ得るのはFBP法です。
- 2
各画素の最大値を求めることに等しい。
誤り。OS-EM法は尤度を最大にする画像を求める最尤推定(ML-EM)を高速化した方法です。各画素の最大値を求める処理(最大値投影など)とは異なります。
- 3
逐次近似の回数とともに雑音が減少する。
誤り。反復回数を増やすと収束が進み、解像度やコントラストは向上します。一方で統計雑音は増加します。そのため、適当な反復回数で打ち切ったり、後処理フィルタを使ったりします。
- 4
サブセット数が決まればイタレーション数は固定される。
誤り。サブセット数とイタレーション(反復)数は、それぞれ独立に設定するパラメータです。実質的な更新回数はおおよそ「サブセット数×イタレーション数」となります。
- 5
FBP法と比べて高カウント領域からのストリークアーチファクトが少ない。
正しい。FBP法に比べ、高カウント領域から生じるストリークアーチファクトが少ないのがOS-EM法の特徴です。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第78回診療放射線技師国家試験」午後 問12(問題・正答)。解説は独自作成です。
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