99mTc-ピロリン酸(PYP)は、骨シンチグラフィ製剤であると同時に、心筋のアミロイド沈着部(特にトランスサイレチン型=ATTR型)にも集積します。
第78回(2026年実施) 診療放射線技師 午後 問17
心臓核医学検査で正しいのはどれか。
選択肢
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そのため心アミロイドーシスの診断に使われます。したがって5が正しい選択肢です。
各選択肢の解説
- 1
99mTc-MIBI の集積機序は能動輸送である。
誤り。99mTc-MIBIは脂溶性の陽イオンです。受動拡散で心筋細胞内に入り、ミトコンドリアの膜電位によって保持されます。能動輸送で集積するのは201Tl(Na-Kポンプ)です。
- 2
123I-BMIPP は心筋内でほとんどβ 酸化される。
誤り。123I-BMIPPは側鎖にメチル基があるため、β酸化を受けにくい脂肪酸製剤です。心筋内では主にトリグリセリドプールに取り込まれて留まります。
- 3
ジピリダモールは心筋酸素消費量を増加させる。
誤り。ジピリダモールはアデノシンの再取り込みを阻害する薬です。冠動脈を拡張させて負荷をかける薬物負荷に使い、運動負荷のように心筋酸素消費量を大きく増やすことはありません。
- 4
99mTc-テトロホスミンは再分布現象が認められる。
誤り。99mTc-テトロホスミンは心筋に取り込まれた後ほとんど洗い出されず、再分布はほとんど見られません。再分布現象が見られるのは201Tlです。
- 5
99mTc-ピロリン酸は心アミロイドーシス診断に用いられる。
正しい。99mTc-ピロリン酸は心アミロイドーシス(特にATTR型)で心筋に集積し、診断に用いられます。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第78回診療放射線技師国家試験」午後 問17(問題・正答)。解説は独自作成です。
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