質量エネルギー転移係数Bは、質量減弱係数Aに、相互作用1回当たりに荷電粒子へ転移するエネルギーの割合を掛けた量である。
第78回(2026年実施) 診療放射線技師 午後 問62
光子の水に対する質量減弱係数(A)と質量エネルギー転移係数(B)のエネルギー依存性を図に示す。水中で1 MeV 光子がコンプトン反跳電子に付与する平均エネルギー[MeV]に最も近いのはどれか。
選択肢
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したがって平均転移エネルギーはE×B/Aとなる。図の1MeVでAは約0.07cm²/g、Bは約0.03cm²/gと読み取れるので、1×0.03/0.07≒0.43MeVとなる。水ではこのエネルギー域の相互作用は主としてコンプトン散乱である。
各選択肢の解説
- 1
0.24
誤り。0.24MeVでは入射エネルギーに対する転移割合が0.24となり、図から読み取るB/Aの約0.43より小さい。
- 2
0.31
誤り。0.31MeVは図のB/Aから求める平均転移エネルギー約0.43MeVと一致しない。
- 3
0.43
正しい。1MeV×(約0.03/約0.07)≒0.43MeVとなり、選択肢中で最も近い。
- 4
0.52
誤り。0.52MeVを得るにはB/Aが約0.52必要だが、1MeVの図では約0.43である。
- 5
0.67
誤り。0.67MeVは平均値として大きすぎる。散乱角を指定した単一事象の反跳電子エネルギーと、図から求める平均値を区別する。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第78回診療放射線技師国家試験」午後 問62(問題・正答)。解説は独自作成です。
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