プリサンプルドMTFは標本化前の受像系の応答を評価する。
第78回(2026年実施) 診療放射線技師 午後 問95
スリット法でCR システムのプリサンプルドMTF を測定したところ、高空間周波数領域でMTF が上昇した。原因で考えられるのはどれか。
選択肢
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スリットを画素列に対してわずかに傾け、各行で異なる標本化位相のデータを組み合わせて細かい線広がり関数を得る。スリット長軸を画素列と平行にすると位相の異なる標本が得られず、エイリアシングにより高空間周波数側でMTFが見かけ上上昇することがある。
各選択肢の解説
- 1
階調補正を行った。
誤り。階調処理はMTF評価用データの線形性に影響するが、本問の高周波域の折り返しによる上昇を説明する直接の測定配置は選択肢5である。
- 2
有効露光量変換を行わなかった。
誤り。有効露光量への変換は線形な応答を評価するために必要だが、本問で問う高周波域の見かけ上の上昇の原因は標本化位相を得られないスリット配置である。
- 3
雑音による量子モトルが強く出た。
誤り。量子モトルが強いと測定値のばらつきが増えるが、本問の特徴的な高周波域の上昇はエイリアシングを生じる配置として説明する。
- 4
イメージングプレートが劣化していた。
誤り。プレートの劣化は感度や均一性などに影響しうるが、プリサンプルドMTFの高周波域の見かけ上の上昇を示す測定配置とは異なる。
- 5
金属スリット長軸を画素列と平行にした。
正しい。スリットを画素列と平行にすると位相のずれた標本を得られず、エイリアシングで高周波側のMTFが見かけ上上昇しうる。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第78回診療放射線技師国家試験」午後 問95(問題・正答)。解説は独自作成です。
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