エッジコンピューティングは、IoTデバイスが発生させるデータを、クラウドではなくデータの発生源に近い場所(ネットワークのエッジ)で処理する技術です。これにより、リアルタイム性が求められる処理の低遅延化や、クラウドへの通信トラフィックの最適化・負荷軽減を実現できます。
令和6年度 春期 高度試験共通 午前I 問28
IoT の技術として注目されている、エッジコンピューティングの説明として、最も適切なものはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- ア
演算処理のリソースをセンサー端末の近傍に置くことによって、アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
正しいです。エッジコンピューティングは、センサー端末などデータ発生源の近くに演算資源を置き、その場で処理する方式です。遠くのクラウドとの往復が減るので応答が速くなります。また、必要なデータだけを上位へ送ることで通信トラフィックも最適化できます。
- イ
人体に装着して脈拍センサーなどで人体の状態を計測して解析を行う。
誤りです。人体に装着して脈拍などの生体情報を計測・解析する機器は、ウェアラブルデバイスの説明です。処理をデータ発生源の近くに分散配置するという、エッジコンピューティングの計算資源の配置方式を説明したものではありません。
- ウ
ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことによって、全体として処理能力が高いコンピュータシステムを作る。
誤りです。ネットワークで結んだ多数のコンピュータを1つの高性能なシステムとして扱う方式は、グリッドコンピューティングの説明です。エッジコンピューティングの目的は処理能力の集約ではなく、端末の近くで処理して遅延と通信量を減らすことです。
- エ
周りの環境から微小なエネルギーを収穫して、電力に変換する。
誤りです。光・振動・熱など周囲の環境にある微小なエネルギーを集めて電力に変える技術は、エネルギーハーベスティングです。IoT機器の電源技術であり、演算処理を端末の近くで行うエッジコンピューティングとは別の技術です。
分野「コンピュータシステム」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
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- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
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