フィージビリティスタディは、本格的な投資や開発に進む前に、計画が技術面、経済面、運用面などから実現可能かを調べる実行可能性調査です。
令和6年度 春期 高度試験共通 午前I 問27
フィージビリティスタディの説明はどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
新規事業やシステム導入について採算性・導入手段などを検証するアが正解です。イは専門家の意見を反復アンケートで集約するデルファイ法、ウは批判を控えて多数の案を出すブレーンストーミング、エは製品ライフサイクルの分析です。将来の予測や案の発想と、投資判断のための実現性検証を区別します。
各選択肢の解説
- ア
企業が新規事業立ち上げや海外進出する際の検証,公共事業の採算性検証,情報システムの導入手段の検証など,実現性を調査・検証する投資前評価のこと
正しいです。フィージビリティスタディ(実行可能性調査)は、新規事業の立上げ、海外進出、公共事業、情報システム導入などについて、本格投資の前に技術面・経済面・運用面の実現性や採算性を調査・検証する投資前評価です。
- イ
技術革新,社会変動などに関する未来予測によく用いられ、専門家グループなどがもつ直観的意見や経験的判断を、反復型アンケートを使って組織的に集約・洗練して収束すること
誤りです。専門家グループに反復型アンケートを行い、前回の集計結果を示しながら回答を繰り返してもらい、意見を収束させる予測手法はデルファイ法です。計画を実行できるかを検証するフィージビリティスタディとは別の手法です。
- ウ
集団(小グループ)によるアイディア発想法の一つで、会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイディアを出し合い、互いの発想の異質さを利用して、連想を行うことによって、さらに多数のアイディアを生み出そうという集団思考法・発想法のこと
誤りです。小グループで批判を控えて自由奔放にアイディアを出し合い、他人の発想に連想を重ねて多くの案を生み出す集団発想法はブレーンストーミングです。投資前に実現性を検証するフィージビリティスタディではありません。
- エ
商品が市場に投入されてから、次第に売れなくなり姿を消すまでのプロセスを,導入期,成長期,成熟(市場飽和)期,衰退期の4段階で表現して、その市場における製品の寿命を検討すること
誤りです。製品が市場に投入されてから姿を消すまでを、導入期・成長期・成熟期・衰退期の4段階で捉えるのはプロダクトライフサイクルの考え方です。事業や投資の実現性を調べるフィージビリティスタディとは異なります。
分野「プロジェクトマネジメント」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- PMBOK の 10 知識エリアと、スコープ/スケジュール/コスト/リスク管理の基本手法。
- 学習の進め方
- EVM(PV/EV/AC/SV/CV)の計算は頻出。クリティカルパス法と PERT を手で計算できるようにする。
- 関連キーワード
- PMBOKEVMWBSクリティカルパスPERTリスク登録簿
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
プロジェクトマネジメント の他の問題
- 高度試験共通2009年度 秋期 午前I 問17取得者(発注者)と供給者(受注者)の二者間取引を明確化するためのものであり、業務分析,業務設計、ソフトウェアを中心としたシステムの企画、要件定義,開発,運用,保守及びそれらにかかわる諸活動を対象としており、国際規格に適合しているものはどれか。
- 高度試験共通2010年度 秋期 午前I 問18WBS の構成要素であるワークパッケージに関する記述のうち、適切なものはどれか。
- 高度試験共通2011年度 秋期 午前I 問18プロジェクトの工程管理や進捗管理に使用されるガントチャートの特徴はどれか。
- 高度試験共通2012年度 春期 午前I 問18システム開発のプロジェクトにおいて, EVM を活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点で EV-PV の値が負であるとき、どのような状況を示しているか。
- 高度試験共通2013年度 春期 午前I 問18プロジェクトで発生している品質問題を解決するために、図を作成して原因の傾向を分析したところ、発生した問題の80%以上が少数の原因で占められていることが判明した。作成した図はどれか。
他年度の「プロジェクトマネジメント」問題
高度試験共通 の同じ分野を年度をまたいで演習する
- 令和7年度 春期高度試験共通 午前I 問18EVM を使用してマネジメントをしているプロジェクトで、進捗に関する指標値は次のとおりであった。このプロジェクトに対する適切な評価と対策はどれか。 〔進捗に関する指標値〕 CPI(コスト効率指数): 0.9 SPI(スケジュール効率指数): 1.1 BAC(完成時総予算)に基づ…
- 令和5年度 春期高度試験共通 午前I 問18プロジェクトマネジメントにおける“プロジェクト憲章”の説明はどれか。
- 令和4年度 春期高度試験共通 午前I 問29リーダシップ論のうち、PM理論の特徴はどれか。
- 令和3年度 春期高度試験共通 午前I 問18JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)によれば、プロジェクトマネジメントのプロセスのうち、計画のプロセス群に属するプロセスはどれか。
- 令和1年度 春期高度試験共通 午前I 問18ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間 10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとおりである。この時点でのコスト効率が今後も続くとしたとき、完成時総コスト見積り (EAC) は何万円か。 | 管理項目…
高度試験共通 の学習ガイド
ITストラテジスト 戦略思考で合格する方法|論文テーマ・業界分析・CIO視点の磨き方
ITストラテジスト(ST)試験の合格に必要な「戦略思考」の鍛え方を解説。午後II論文でCIO・ITコンサルとしての視点を示す方法、頻出テーマ(DX戦略・デジタル投資評価)の攻略法を紹介します。
ITストラテジスト試験 出題傾向の最新分析【2026年最新】|増えた論点・捨て論点
ITストラテジスト試験の直近2年の出題傾向を分析し、増加している新論点・減少している論点・捨てて良い論点を整理。学習計画の優先度付けに活用できます。
ITストラテジスト試験 過去問の解き方完全ガイド|AI解説で時短する5ステップ
ITストラテジスト試験の過去問を効率的に回すための5ステップを紹介。AIコパイロットを使った時短解説の取り方、復習タイミング、選択肢分析の手順までまとめました。
ITストラテジスト試験 頻出論点トップ10と押さえ方|過去5年分の傾向分析
ITストラテジスト試験の過去5年分の出題傾向から、合格に直結する頻出論点トップ10を抽出。各論点ごとの出題形式と効率的な押さえ方をまとめました。