労働基準法は、前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺することを禁止している。
令和8年度 7月試験 1級土木施工管理技士 問題A 問55
労働基準法令上,労働者に支払う賃金に関する記述のうち,誤っているものはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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したがって、相殺できるとする記述が誤りである。賃金の定義、非常時払、出来高払制の保障給に関する記述はいずれも正しい。
各選択肢の解説
- ア
賃金とは,賃金,給料,手当,賞与その他名称の如何を問わず,労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。
正しい。労働基準法上の賃金とは、名称のいかんを問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。賃金、給料、手当、賞与はいずれもこれに含まれる。
- イ
使用者は,労働者が出産,疾病,災害など非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては,支払期日前であっても,既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
正しい。非常時払の規定である。出産、疾病、災害など非常の場合の費用に充てるため労働者が請求したときは、使用者は支払期日前でも既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
- ウ
出来高払制その他の請負制で使用する労働者については,使用者は,労働時間に応じ一定額の賃金を保障しなければならない。
正しい。出来高払制その他の請負制で使用する労働者について、使用者は労働時間に応じた一定額の賃金を保障しなければならない。出来高が少ない場合でも、収入が極端に下がらないようにするための規定である。
- エ
使用者は,前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と労働者に支払う賃金を相殺することができる。
誤り。前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺することは禁止されている。借金を理由に労働を強制する足止めを防ぐための規定であり、相殺できるとする点が誤っている。
分野「法規(選択)」の学習ポイント
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- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
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- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- 労基法・賃金
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